むずかしい問題とわたし

電車の中、座ってうつむいてガン寝しているくたびれたギャル。←と思ったけど、顔をあげたら50代くらいだった。おお、その金髪まじりの茶髪は。おお、その膝上20cmはかたいミニスカートは。動揺するわたしとはうらはら、Kは冷静だった。「ひと目見たときからオバサンだってわかってたよ。皮膚感が死んでた」。そういえばKは、オバサンか若者かの見分け力がすごい。思いもしない個所で判断をくだす(ヒジとかヒザの皮膚感に、やけにうるさい)。「だってさあ、ギャルだと思ってオバサンだったら、損するもん」。ふーむ、なるほど。ギャル文化にくわしい人は、洋服の着こなしで、現役のギャルであるか否かわかりそうだけれど、ギャル文化にうといわたしには判別不可なんだよねーと言ったら。Kの説だと、たとえギャル服にくわしくなっても、娘の服を着ている可能性があるので、センスは娘のものであり、そこから若さは計れないとのこと。むー、娘の服なのか?そんなときもあるのか?考えれば考えるほど深みにはまりそうな問題ではある。