小袖展 

〜江戸のオートクチュール〜 @サントリー美術館→☆

水曜昼間。平日なのに、けっこう混雑。これらはほんとに着るものなんですか?本気で美術品。だいぶ褪色がすすんでいるようなので、本来は、もっともっと艶やかな色だったんだろうなあ。脳内で再現しようとしても無理。今目の前にあるかたちがすでに、想像の域を越えた豪華さなんだもの。すごいなすごいなー。どんな人がどんなところで袖をとおしたのだろう。ぽってりした刺繍が眼福すぎる。ああ‥わたしもこの時代の両家の子女に生まれて‥。虫や動物の着物や帯をこしらえたかった‥。かんざしや調度品なども飾られているので、がんばって当時の暮らしの様子などを脳内再現してみようとするんだけど、やっぱり無理。庶民の想像の域を越えすぎている。わたしって日本の昔、お金持ちの昔、なにも知らないんだなあ。うっとりしつつ、少々しょんぼり。