愛はメッセージ

(この日の隣のカップル(↑)は、手をにぎりあうくらいでいちゃいちゃしていたとは思わないし、どちらもこぎれいで好感の持てるかんじでした念のため)
公衆の面前で腹の立つほどいちゃいちゃしているカップルが、おおむね残念な容姿であるのは、要するに自分を客観視できない人ってことね、と解釈していたのだけれど。銀座の街角では美男美女がいちゃいちゃしていると聞き*1、さすがザギンと感心しきり。
このあいだ電車に乗っていたら、残念な容姿のカップルが、尋常じゃなくいちゃいちゃしていた。肩にまわした手をのばし女の胸をさわる(というよりなでまわす)男。身をゆだねる女。これから始まるんですか、それとももう始まっているのですか?という妙な緊張感。いやだなーきもちわるいなーと思いながら、観察スイッチをONにするわたし。聞こえてくる会話によると、どうやら二人は、結婚式の準備をしているらしい。ほほう‥。つきあいはじめでテンションがたかいわけではなく、それなりの現実と対峙してなお、テンションがたかいのか。すごいなー(感心)。
そんななか、至近距離で女の顔をねっとりながめた男がぽつりと。「オマエ‥。カバに似てるな」。驚くわたし。聞き間違い?
一瞬の沈黙のあと、女、「‥ライオンがいい‥‥」。ライオン?強いから?(でも似てない)
男、「いいや‥。オマエはカバだ‥」。男の冷静さに、感動するわたし。
このひとたち、面白い。でもあんなにいちゃいちゃしておきながら、男の心は冷静なのね‥。なんだか寂しくなった出来事。観察なんか、しなきゃよかった。(ああでも、カバに似てても愛しているぜという意思表明?負けた。やっぱり観察なんかしなきゃよかった)

*1:しかし美男美女のいちゃいちゃは、きっと腹が立たないだろうからベツモノなのでは?と思う