切手の博物館

なんだかんだでちょこちょこでかけている切手の博物館だけど、今回の2本立ては特によかった。企画展示の仏像展は3/29までだけど、特別展示の絵葉書展は2/15まで。急いで!走って!!(長文だけど、たたみません)
【ザ・仏像展】 〜仏像の魅力を、たっぷりと〜(→☆

仏像に関しては初心者なので、トレンドにのるようなかるい気持ちでのぞいたのだけど、予想に反して大興奮。入ってすぐの、「なんの仏像かわかるかな?」コーナーで己の知識不足を痛感し、謙虚かつ素直なきもちになれたのがよかったのかも(仏像切手の一部をクローズアップしたものからなんの仏像か推理するコーナーなんだけど、12枚あるうちの3枚しかわからんかった。たぶん誰でもわかる弥勒菩薩(×2)と阿修羅像。そもそもほかの仏像の名前知らないや‥)。日本の仏像切手を見て、ああ子供の頃この切手がこわくてたまらなかったわ、と思い出にひたったり、世界の仏像切手を見て、極彩色にうなったり。あらあの人(←仏)ミャンマーではこんな表情しちゃうんだー(ふぅん)、なんて思ったりして、親族気取り(バチあたり)。仏像の登場する風景印コーナーも充実。小さいものを拡大しているので、仏ともあろう者がこんな油断した表情に‥!と吹き出しそうになり、それをこらえたり。たのしい。
そしてなにより、「日本の仏像切手・人気投票」コーナー!この時点の第一位は、2008年発行の羅漢像(→☆←左上)。羅漢像が1位って!仏像界はカリスマを必要としないの?わたしのあまり好きじゃない写真ぽい印刷シリーズなのも気にくわない。羅漢像が1位‥。どこかで組織票が動いたのかしら。これはわたくしとしても1票投じないではいられません。鼻息あらく投票したものの、冷静に考えれば、2位・3位の仏像に投票しないとあんまり意味はなかったか。私情に走りすぎた。そんなこんなで大満喫。たいへんたのしかったです*1。(余談:仏像ファン男子(推定小学3年生)がお父さんと来ていた。会話から察するに、お父さんは特に仏像好きではなさそう。どういう現象?興味深いなあ)
【麗しき日本絵葉書展】 〜ハイカラ・モダン・ロマンの絵葉書〜(→☆

1Fの、メインの展示が200円なのに3Fの特別展示が300円て‥?一瞬見送ろうかと思ったのだけれど*2、とんでもなかった。ま・さ・に、眼福。そして幸福。メロメロです‥!あー・なんだってこう‥美しいものは心をとろかせるのか‥。はァ‥(溜息)。
イカラ・モダン・ロマン、というのは、明治・大正・昭和(初期)の3時代、要するに昔のものなんですけど。百年以上前のものとかあるのに。なんなの?この新しさは。色彩やデザインの美しさもだけれど、印刷技術が!技術は日々進化しているんじゃないの?今、こういう美しいものがないのはどうして?需要がないの?大量生産時代になっちゃったから?なんで??もうあれこれ全力で麗しくって、それが今流通していないのが残念でたまらない。こういうの集めた本もでているけれど、印刷の印刷で、やっぱり精度が落ちちゃうんだもん。ああ、こういうの集めるコレクターの気持ちがわかるわ‥(でも封印)。とにかく溜息づくしで素敵な展示でした。「麗し」に偽りなし。15日までなので、お時間都合のつく方はぜひ。
(ちなみに3Fの特別展示、来月に予定している「切手と遊ぶ女性友の会10周年記念ミニペックス」というのも気になるんだけど、ばりばり平日‥(3/10〜13)。これは‥切手と遊ぶ女性は働いていない(学生でもない)という設定?にくいわー)

*1:ちなみに投票結果は、切手の博物館HP上で随時更新されています。たまにのぞくとおもしろい。今日(2/20)見たら羅漢像は2ランクダウンしてまさかの(?)3位に(これくらいならユルス。←芋虫)。1位は誰かって?それは切手の博物館HPでごらんください

*2:時々心底せせこましい日記ですみません。2つ見ても500円(であの充実!)なんですけどね‥