じみなゴールデン

ゴールデンウィークなので新宿のゴールデン街へ。ひらた青年が一日店長を務める「うさきっさ」におじゃま。一日店長ということで、利益の追求とか度外視した、たぶんお客さんが来れば来るほど赤字だろうなあというメニュー構成に感服。あの値段であの美味しさ。次回も行く(行けば行くほど赤字になる、ってわかったうえで行く決意って)。
美味しさにも感服したのだけど、もっと感服したこと。うさきっさの店内は、うさぎづくしなのだけど(副店長?のアサコさんが作られたうさぎオブジェとか。ラブリー)。ふと気付けばエプロンにも、うさぎの刺繍がされていて。うわー・かわいいなあシックだなあ、どこへ発注するのかしらん、とたずねたら、「店長の刺繍です」(!)。刺繍を自分でする、って発想がなかった自分に幻滅。ていうかそもそもエプロン自体が店長の手作りですって(!)。すごいなー。そんな店長は、エプロンひもを背中で結ぶ際、洋服のシワを左右きれいに対称的に「山折・谷折」みたいにしていた。たぶん、本人的には、無意識かつ自然な流れでああなるんだろうなー。遠くからしみじみと、感服するわたし。

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原宿へ戻り、YOUTHRECORDSで、川島小鳥箕浦建太郎二人展(→☆*1。川島青年の写真には、ときどきすごくはっとさせられる。「写真という武器を手に入れ世界と対峙することにした自分」みたいな意思表明?を勝手に感じては胸を熱くしてしまう。今日もところどころせつなく揺さぶられた。大きく伸ばした写真にぐっときたり、ふつうサイズの写真の生っぽさにはっとしたり。人物写真のときめき、かわいさ、ファニーさはもちろん大好きなのだけれど、ときどきものすごく胸にせまる風景写真があって、それがすごく頼もしい。もっとたくさんの風景写真見たい。

*1:すみません5/6までなので気になる方は今すぐおでかけください