お昼寝日記

夢のはなしはつまらないのでたたむ。
お昼寝していたら夢を見た。お昼寝中のわたしを起こす、チャイムが鳴って。玄関を開けると妹夫婦と両親がいた。めずらしいな、そもそもお母さん、春に他界したじゃない。寝ぼけた頭でぼんやり思う。‥お父さんが他界したのは七年前、だっけ?お久しぶり。‥あれ?なんかお母さんが微妙に若い‥。にこにこ笑う母には聞きにくかったので、そばにいた妹に目で合図したが、それをさえぎって母が説明。「そうなのよ、ようやくあっちでも落ち着いたから、ちょっとこうして顔を見に来たんだけどね。あっちでは、好きな年齢でいていいのよ。わたしほんとはもっと若くいてもいいんだけど、お父さんがいやがるから‥。いまさら照れくさいんですって。ばかみたいよねえ照れちゃって」。お母さん、あの世でも相変わらずだな‥。ちいさく笑いながら目が醒めた。なんて都合のいい夢だ。こんな夢でうれしくなれる、都合のいい脳みそでよかった。