八月前半のおでかけ

ブルーノ・ムナーリ アートの楽しい見つけ方 @横須賀美術館
  
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/812.html
おもしろかったけど子供向けワークショップ色強し(というかそういう展覧会)。ちょっと物足りないけど仕方ない。グッドデザインいっぱい見ました。さわれる玩具があるのもよかった。/常設展のなかにあった原田和男の「鉄の響きに耳を澄ます」の一連がとても素敵だった。こういうものが世の中にあるって知ってるだけで心がすこし豊かになる。

スウィンギン・ロンドン 50’s―60’s @埼玉県立近代美術館
  
http://www.momas.jp/3.htm
たのしかったー!カラフルでスマートで、なにより未来に夢があって。地上の楽園はここか!と思った。でもたのしくくるくる見ていたらあっというまに後半の部屋になった。会場はいつもどおり広いんだけど、いつもは絵がかざってあるスペースに車がボーンとあるわけだから、そう感じてしまうのも無理はないよね。しょんぼりしかけたら最後の部屋が(宇宙関係の部屋)、こまかい展示がびっしりで、さびしい心を埋めてくれた。ジミー・ペイジのギターやステージ衣装が拝めるので、ファンの方はぜひ。図録は宝物。

荒井良二 スキマの国の美術館 @うらわ美術館
  
http://www.uam.urawa.saitama.jp/news.htm
絵本のお仕事メインの展示。色もまっすぐでいいなあいいなあご機嫌だなあって楽しく見ていたらふいに涙がぼろぼろでてきて困った(「はっぴいさん」。)。素敵すぎたのかまぶしすぎたのか、わたしの根が暗すぎるのか。終盤にある「ひそやかな花園」の挿絵も素敵だった。今振り返ると甘美なんだけど本当は毎日が不安でざわざわしていやだった少女期が結晶化したような、ずっと見ていたいけどずっと見ていると苦しくなってしまう不思議な一連。リンドグレーン賞をもらったときのお人柄がしのばれる映像も流れて、いろいろいろいろたのしめます。

水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展 @銀座松屋
  
わざわざ書くのもばかばかしいけど、ほんとに絵が達者すぎる。好きこそものにも上手すぎる。かなり混んでいたのは「ゲゲゲの女房」効果かしらん。(父親が水木しげるのファンだったので)子供のころ「河童の三平」を愛読していたせいか、今でも三平がいちばん好き。三平のなかの世界観が好き。