乙女と楳図

今年の楳図カーニバルは乙友と参加。乙友はおおいにたのしんでくれました(勝算はあったけどヨカッタ‥。安堵)。乙友と楳図かずおを拝むというのはわたしのちいさな夢だったのでうれしい。なぜかというと、楳図かずおのイベントに行こうと思ったのは乙美はじまりだったから。
2006年1月からから2009年3月の3年間、わたしは乙美(あやしい習い事と解釈していただければじゅうぶんです)に通っていました。1年次の秋に、「来年時に進級するとして、ゲスト講師に来てほしい人は?」というアンケートがありました。とっさに言われても思い浮かばない‥と思いながら、夢は大きく「黒柳徹子」、だって近くで拝みたい「緒川たまき」、なぜか気になる「楳図かずお」の3名の名前を書きました。その日の放課後、おもてなし班のミーティング中、先生をまじえてそのお話になりました。ひとりひとり、どんな理由で誰を書いたかを言わされたときに、「楳図かずおです。乙女ミュージックのとき*1にも乙女文学*2のときに名前が挙がっていたし、前にヌマ先生が道を歩いていて間違えられたっておっしゃってたので*3、ふたり並んでいただいて、どれくらい似ているのか確認したいです。そのときのドレスコードはボーダーシャツにして、教室じゅうをしましまにしたいです*4!」、わたしにしては、理路整然と、大きな声で言えました。そして2年次が近づいてきたある日、来年度予定講師のなかに、「楳図かずお」の名前があるではありませんか。こいつは春から縁起がいいね!すっかり万歳三唱気分でいたのに、その後発表された来年度決定講師陣のなかに、楳図かずおの名前はありませんでした。かわりに燦然とかがやく「内藤ルネ」の名前‥。なんともふくざつなきもちになったのを覚えています(どっちも見たいと思った)*5。今考えると、この時期の楳図かずおは、まことちゃんハウスで裁判にまきこまれ、乙美どころではなかったのでしょう。ルネ先生の授業を受けられたことはたいへんおおきな幸福だったし、楳図かずおにはこうしてお話を伺う機会があるのだから、結果オーライとはこのことですね。(それにしても楳図かずおがここまでオープンに、毎年カーニバルをしていたとはね‥)
わたしがこうして楳図かずおを追いかける正当性についてアピールしたつもりが、もしかして、迷走人生が浮き彫りになっていますでしょうか‥。迷走シテナイヨ!心配イラナイ、大丈夫ダイジョブ!

*1:言わずと知れた「へび少女」。生徒さんが挙げました

*2:これはヌマ先生が「ロマンスの薬あげます」を挙げた

*3:ボーダー着てたンスかね ←モヤさま口調でつっこんでください

*4:どういう野望だ

*5:しかしこの流れ、この日ご一緒した乙友はふたりとも覚えていなかった。わたしの妄想だったらどうしましょ。まじで。どうしましょう‥(けっこう深刻)