ちば映画祭への道


それは去年の一月のことでした。「ちば映画祭vol.4」のチラシを見たわたしはうなりました。真利子哲也特集とは。行きたい。しかし長野へ一泊二日を予定していたまさにその日のプログラム。ぎぎぎ。行きたいけれど、仕方ない。上映される5本*1のうち3本は既に観ていたしー しかしその観たやつがめっぽうおもしろかったので何度でも観たいと思っていたのだけどー それが一挙に上映されるだなんて、なんて素晴らしい企画。敵ながらあっぱれだよ。参加できないのが無念すぎるー。泣く泣くちば映画祭をあきらめたものの、来年は、行くぞちば映画祭。思いをつのらせておりました。思いをつのらせすぎて千葉に泊まって二日とも参加しようと計画するも、1日目26日(土)のライブチケットを持っていたことに気付き*2、おとなしく27日(日)のみの参加となりました。
(ちば映画祭公式ホームページ →☆

ところで千葉へ行ったことはありますか?わたしは、少しあります。幼い頃に親戚の家へ行ったことが数回。10代にディズニーランドへ2回。20代に鴨川シーワールド。あ、市川だっけかでコレクターズのライブ観たりもしたかあ。でもそこでおしまい。ちば映画祭に行くにあたって、もう少し千葉に馴染んでおくべきではないだろうか。というわけで(もないのですが)映画祭の2週間前に、千葉市美術館へ行きました。むかしきものの展示だったのです。鮮やかな色彩、細やかな細工、大好物のぼってりした刺繍。展示は実に見目麗しく、眼福極まれり。地上の楽園がここにといった風情でした。新年早々実にいいものを見たなー。うきうきふわふわ極楽あたまで美術館の外にでると、そこは吹雪でした。そう、この日の天気予報は「午後から雪」だったのです。朝イチに家を出て、美術館に行ったらスグ帰ろうとは思っていたものの、お昼を食べる時間もないの?いきなり出鼻をくじかれて、こうなったら仕方ない、まっすぐ帰りますよ。しかし時すでに遅く、千葉駅から東京駅まで、スムーズに行けば40分のところが2時間半かかりけっこうな消耗を決めこんで、おそるべし総武線快速悪天候のときは千葉に近寄らないことを決めました。

1月27日ちば映画祭2日目の朝はきもちのいい快晴でした。これはちば日和だね。自信満々で東京駅にむかうと、なんとこの日は信号機点検で総武線快速が停まっていたのでした。え・・・。「誠に申し訳ありません、千葉方面へお急ぎのお客さまは、山手線で秋葉原まで出て総武線各駅に乗り換えてください−−」。急いでる人間を各駅に乗せてどうするつもりよ。千葉まで何時間かかるのよ。しかも快速が停まっているから混んでるでしょうに。混んでる電車に長時間乗るなんて、まっぴらごめんだよ。幸い朝イチの東京駅。わたしが観たい映画は13時半からなのだし、まだ時間に余裕があるのでカップケーキなどいただいて時間をつぶし、総武線快速の状況を見ると、ヤッター!運転再開しているよ。ほくほくホームに向かいーでも結局、電車は進んでは停まり進んでは停まりだったので、40分で着くはずが、1時間20分ほどかかったのでした。もしやわたし千葉と相性悪いのか。とほほ*3
 
ところでこの日上映されるうち一本目の「くそガキの告白」は去年の秋に観たばかりでした。おもしろけれどかなり感情を消費するのを経験したばかりなので今回はパスさせてもらい、午前中は千葉駅からモノレールに乗って喫茶店へ行きました。かなりのアタリでした。

ほくほくうれしくなったはいいけれど気が付けばけっこうぎりぎりめの時間になってしまい(モノレールは10分に一本なのだけど変則的な間隔で、余裕を持って乗ろうとしたやつに乗りそびれたこともあり)会場に着いたのはけっこうぎりぎりでした。あっでも会場まで大きな道を直進というのが方向音痴のわたしにはめちゃくちゃありがたかった。未開の地で道に迷わないってスバラシイ。ありがとう千葉市民ホール(小)。以上長い前置きでありました。

前置きついでにちば映画祭のテーマソング。テーマソングってほんとうにいいものですねい。
 

*1:極東のマンション、マリコ三十騎、アゴヤサワ、車のない生活、エルサント(仮)

*2:新春!キネマの若旦那。かっこよかった!「ビバ!!昭和」で始まるのこころをつかまれたー

*3:さらに、このちば映画祭のこと日記に書こうとしたら古いパソコンがぶっ壊れたんだけど‥。まじで相性悪いのか。片思い‥