三原順のトランプランド
「今のうちにどうぞお帰りなさい。もうすぐ戦争が始まります。ボクは殺されるかもしれません。そうでなければボクが人を殺すでしょう。そのどちらもあなたに見て欲しくないのです。」ルーは王様に何か、言ってあげたかったのですが、王様が悲しそうに微笑んで「さようなら」と言ったので、ルーも「さようなら」と言いました。
こどもの頃読んでけっこう心に深い傷をうけたこの本を、友達が「読んだことない」と言っていたのでびっくりして日記に書きたくなりました。ほんとに、こども相手でも容赦ないよね‥。(今回読み返して、「マックス」の項が物語の進行上あまりにあまりにで(「ハートの国」には行かず仕舞いって‥)びっくりしつつ、そんなところも容赦ないなって思いました。はみだしっ子大好き‥)
アンジーは私の理想の男性だった! 〜ヤマザキマリ「はみだしっ子」を語る〜 @明治大学駿河台キャンパス リバティタワー
(〜没後20年展〜 三原順復活祭HP)
三原順復活祭は5/31まで。若干変則的な日程ですが(火〜木は祝日のぞき休館、土・日・祝日は12:00〜18:00、月・金は14:00〜20:00)、興味ある方は足を運ばないともったいないです‥!わたしは勿論4回通わせてもらうつもりです、押忍!
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はみだしっ子大好きで、アンジーがいちばん好きだったわたしですが、「アンジーは理想の男性」と言われてしまうとひるみます。ヤマザキさんはわたしより年上だから「はみだしっ子」を読みながらそういうラブ的な心が生まれたのかしらん? 今回このトークショーが非常に気になりながらも「ん?」と思った箇所がここ(「アンジーは私の理想の男性だった!」というタイトル)だったので、熱いアンジー論の結びに、「理想の男性というか理想の人間像ってことですね」の一言があり、イヨーに腑に落ちました。なにこの熱い感想。
でも実際この日は260人入る大型教室が一杯になり、立ち見が出る盛況で、物理的に暑かったのです。来場者の8割くらい?がリアル世代とお見受けしたのも熱かった。