国宝 阿修羅展 @東京国立博物館


意外に夕方はすいている、と聞いたので、恵比寿で友達と別れたあと、ひとり上野へ(→☆)(友達は原宿はラフォーレに人形展を見に。思えばお互い遠くへ来たもんだ)。まだ入場規制がされていたので、ふだんはいかないミュージアムショップで時間をつぶし(下記。大充実のひととき)、18時ごろ、ちょっと並んでから入場。混んではいるけれど、大混雑はない。
とはいえ2時間しかないのだもの、後悔の残らないように阿修羅像を見なくちゃ。まずひととおりぐるっと見たのち、阿修羅像のところに戻ってきて、残る時間は阿修羅像。こころゆくまで、そう思うと意外に、「こころゆくまで」状態にならない。いつまで見ていても見飽きない。いろんな角度からずっと見ていたい。不思議だなあ。なんか思わず、両手をあわせて拝むようなかたちになりかけていてあせる(おばさんを通り越しておばあちゃんなり)。阿修羅像がこんなにうら若い少年なのは、清潔な少年なのは、こんな少年に迷惑かけるな人間よ、って意味なのかしら。細い腕の不思議。なにを持っていたのかしら。閉館まぎわ、すっと人が減ってきたので、すぐ近く、最前列で360度見たりする。ミーハー。いつまでも見ていたいけれど、ほんとにきりがないということに気付き、会場を後にする。阿修羅像に魂をぬかれて、常設展のはにわを見忘れたことに気付いたのは家に帰ってからだった。