アベジュリー・ショー@渋谷o-nest

ああそうだ、ここ半年ほど、アベさんを形容するのにこれ以上相応しい言葉があるだろうか、日記に書かなきゃ、と思いつつ書き忘れ続けていた言葉を。アベさんの姿を見るたびに浮かぶこの言葉を。まず書こう。それは、「柳腰」。

アベジュリーショーと銘打っただけあって、およそ3時間(衣装は3パターン)、あますところなくアベ節全開。かっこよかったー。なんてたのしいライブだったんだろう。もっとみんな観に来ればいいのに。

ハッチが観に来ていて。ああ解散から一年経ったんだ‥と気付く。(今日の写真は去年の10/28に野音に行く道で撮ったもの)
「今日はハッつあんが観に来てくれてて‥。演りにくいよなァ。いつも後ろにいたのに、前のほうにいるんだもん」。「ハッチー、叩いてー!」というお客さんの声に、「イヤ、まだそういうのは早いだろ。そういのは十年後だな。ウン、十年後、二人ともツルッパゲになってるの(笑)。ウン、どちらかに髪が残っていたら、この話はナシな」とアベさん。再び「待ってるー!」とお客さん。うんうんいい話だ(ツルッパゲ)。

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開演前に6Fのバーフロアで「電化アベジュリー」。3人編成で30分弱。電化アベジュリーのコンセプトは、スパンコール、フリル、ラメ、だそう。知らんかった。そのあと5Fのライブフロアで2時間ばかり。あれもこれもかっこいい!かっこいいよ!歌とジャンプを堪能。まじでかっこよすぎる、たのしすぎる。皆マジで「メルシーメルシー」は観るべき‥。無意味なことに完全燃焼する男の姿に感動するべき‥*1。1回目のアンコールは一人で弾き語り。ライブが終わって6Fに戻ると2回めのアンコールは沢田研二*2メドレー。なんってのびのびと!なんってたのしそうに!もちろん観ているわたしたちものびのびたのしくて。それにしてもジュリーには名曲多いなァ。
東京は来年の2月までライブの予定がないそう。2月にはレッドクロスで落語家を招待したものを企画してるとか。何度言ってもお客さんが落語に興味を持ってくれないので実力行使にでたか。「なんでこれだけ言ってもみんな落語聞いてくれないの?負け犬って古典芸能にハマるんじゃないの?みなさん、歌舞伎や相撲や落語に興味ないですか?‥本にそう書いてあったんだけどなァ。ははーんみなさん。あの人の言うことに反発してるんですか?」「でももう落語家に来てもらって。イヤだと言ってもね。スタンダードタイプの負け犬に仕立て上げるから」「おっといけない、空気がイヤなかんじに(なったな)。色で言うとムラサキ色。かんじの悪いmcを、なんとかしたいって思ってるんですけどねえ」。わたし、もう、アベさんは、この際意地悪芸をきわめるべきだと思う。おもしろいし。

セットリストコピー

〜 6F bar floor(電化アベジュリー) 〜01. クレヨン 02. Lady Bird 03. Camera 04. chiken bone 05. round up 06. Ricky 07. ヅムリ
〜 5F live floor 〜01. Super Sun 02. フロア 03. アンテナ 04. かわみち 05. あのね 06. Someone at the door 07. nissan 08.Raise Your Car−Navi 09. gone 10. Light of Love 11. メガトン 12. ヤマタツ 13.the sun and water on a well 14. 銀のリンゴ  15. Love Wall 16. 名曲の誉れ(Good old fashioned melody) 17. 俺の中のちあきなおみ 18. メルシーメルシー En. 人待ちレストラン 雑居時代
〜 6F bar floor 〜01. 危険なふたり 02. さよならをいう気もない 03. あなたに今夜はワインをふりかけ

*1:まえに、「CDに収録して歌詞カード付けた時点で、もうこの歌ライブで演奏する意味あるのかな?」なんて言っていたけど。この歌はライブでしょう‥!これはじかにパフォーマンスを見ないと‥!

*2:春にもジュリーのカバーを演った(かっこよかった)のだけれど、今回は3曲も!さいきんはジュリーに夢中で、you-tube鑑賞に余念がないそう。おすすめは、志村けんとの鏡ギャグ(INドリフ)。「でもほんと声すげえもんな。ジュリーとかジョン・レノンってさ。人間から出てる声とは思えない。つーか人間が出してると思うと気持ち悪いくらい、いい声なんだよね」「落語でもさ、一流の人って声がもういいんだよね。はっきり言って声が悪いと、聞く気になンねえもんな。おれもそういう声になりたかったよなァ」