紅い棘

紅い棘

紅い棘

奥菜恵好きの友達が貸してくれたので興味本位で読んだ(さいてい)。奥菜恵って‥ううむ。「うぇーい」とか「オッパッピー」とか書いちゃう無防備さ・無鉄砲さ*1。とろあえずここでは長所かもしれない。自分のアーティスト名義を「小茉莉」にするのも無防備といえば無防備、無鉄砲といえば無鉄砲‥(出典はもちろん森茉莉‥。好きで少なからず影響を受けてるんですって)。ここは少々反感まじり。書いてある内容は、ふつうに20代後半女性の内面というかんじだけれど、文章が。生真面目さが伝わる反面、サービス精神のない読みにくい文章に、美人を感じた(ほら、アメトーク、たまにドラマの番宣で、役者さんたちがでてくると、話のおもしろくなさに、おお、て思うじゃない。ああ、この人たちは美形だから、芸人さんとちがって、つまんない話でも許されるんだ・聞いてもらえるんだーて感心する、あのかんじ)。そんなわけで美人性を体感するには絶好の一冊と云えるのかも知れません。

*1:小島よし/お本人でも書かないと思う‥