うなりくんナイト『ゆめ半島千葉ナイト』 出演:カジヒデキ(富津市)・TOMOVSKY(成田市) @千葉LOOK

トモフとカジくん夢のツーマンが実現すると聞いたときにはおののいた。会場が千葉だと知ったときにはずっこけた。ずっこけつつ、まぁ千葉つながりなんだし妥当かぁ。おもしろそうなのは変わらないよってわくわくして先行抽選に申込み、しばらくすると冷静になった。わたしその翌週にトモフのワンマン観るんじゃん。カジくんのことそんなに好きなわけじゃないし、なにより千葉は遠い。抽選外れたら行くのやめんべ。そういうきもちを抽選の神様は見逃さない。見事に当選し、これもなにかの縁か。ああ、行くのか。千葉へ行くのか。わたしは馬鹿だなあ。でも、行かないことにしたらこのツーマンをやってる2日間のあいだすごい気になりそう。そしてじりじり後悔しそう。後悔するなら行けばいいか‥。 ‥どうせ行くなら金曜なんだし千葉に泊まろう。そう決めたらわくわく楽しくなってきた。*1 遠い千葉のこと、好きになりそうです!(やけくそ)

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この日は2日目。トモフがトリのうなりくんナイト。当然先行はカジくん。カジくんのライブを観るのは4回めくらいなので(うち1回はブリッジ時代)たかをくくっていたらえらいかっこよくって驚いた。なにこれ里帰り効果? 汗びしょびしょでとびはねたり歌ったりベースを弾いたり‥。やだかっこいい。「カジヒデキの代表曲!デトロイトメタルシティから甘い恋人!」自分でこんなこと言っちゃうってまずいなほんとにかっこいい‥。カジくんのライブがこんなにかっこいいなんて知らなかった。何回かライブ観てるのに忘れちゃうのかな。じゃあ今日も忘れちゃうかな。この後にトモフを観たら薄まっちゃうんだね‥ などとあきらめていたけど意外やトモフとキャラがかぶらず、カジくんかっこよしの印象はしばらく不動と思われます。どうでもいいけどカジくんは「若い」というより「若返ってる‥?」そんな気さえするのですこわい。
MCでは千葉故郷愛を語り、「富津はいいとことでねぇ。あ、でも成田(大木兄弟故郷)もいいところだし千葉もいいところ!‥もちろん東京も埼玉もいいところだけど」「ちょっと(笑)。カジくんに言わせると最終的に全世界いいところになっちゃうよ。まんまるくいいところになっちゃう(笑)」。 「やあ、でもこれからの季節、富津を見てほしいなあ。今年の夏休みは富津に来てよ。綺麗なところですよー。ディズニーランドだけが千葉じゃないんだから。‥あ、でもディズニーランドはもちろんいいところで、最高なんだけど。ねえ?」「ちょっと!またカジくん!」(つっこみをいれているのは、サックスなどのなりくん。なりくんのキャラクターもかなりいい)。故郷愛にして世界愛を語る。
あ、あとすごくピュアなかんじで、「今日は僕が先にやらしてもらってますけど昨日はトモフさんが先で。トモフさんのステージがすごくよかったからその後すごいやりづらくかったんですよ。あ、もちろん一生懸命やりましたけど。とにかく今日は僕が先だから気が楽です」 ステージを降りるときには「では、この後はTOMOVSKY!きっと最高のステージが待ってます!」 。ピュアに言い放ったけど、こんなん言われたらトモフやりにくいヨー(笑)。
(カジくんの曲名よくわからないので調査中。「甘い恋人」「グリーンロード」「マイブームイズミー」‥)
セットリストがの代わりにカジくんの写真を貼っておきます。フロム2012年のハグトンフェス(撮影OKだったので)。歌うカジくん・跳ぶカジくん。
   

そんなこんなで「爽やかな空気をぶちこわしてすみません」と言いながらトモフ登場。床をじっくり点検?して「カジくんの後にステージに立つときは、画鋲がまかれているから気を付けなくちゃ」。やってくれるのう。その後も、ギターピックを見失うと「まいったなカジくんに隠された」。そんなふうに言われて、客席にはカジくんの爽やかな風が吹く‥(ちなみにカジくんは途中わくわく!ってかんじで客席に降りてトモフのステージを見たりして、ほんとに爽やかだった)。爽やかでは負けても、たのしい気持ちは負けない!ライブはそんなかんじでみんなでたのしそう。バンドトモフキーボードの大塚さんも千葉出身ということで、「オオツカの出身地木更津の名物はなに?ん?ひとつには決められない?」「ひとつだったらショジョ寺ですね」ってことでタヌキの歌は2番まで。負けるな負けるな和尚さんに負けるな♪って和尚さんとタヌキはなにを競っているんだろ。よくわからないけどどっちも負けるな♪。たのしいときはすぐに終わって、−−−トモフのライブの感想って、「たのしかった!」につきるんだけど、ライブがたのしいのは歌がよいのが大前提で、そのうえでこの自由な大人は!かっこいいなあみたいなかんじです。うん。

「俺たち同年代!ていってもカジくん46? (はい、誕生日が来たんで) 俺は誕生日が12月だから今は47で、でも学年は2つ違うのね。俺が高3のときに入学してきたばかりの1年ボウズだからね。千葉は年功序列社会だから、えばらせてもらうよ。おいお前、やけにでっかいなー。生意気だぞ?ああ? おいはる、お前も高3なんだからなんか言え! (トモ)」「おい、お前、パン買ってこい(笑)(はる)」 「ははっ、俺のぶんも買ってこい!(トモ)」「わー!千葉は年功序列のおそろしいところなんですよー(笑)(カジ)」。

1)成田中学校校歌 2)2日目の47歳 3)さしだせ 4)ほめてよ 5) ひとりに戻るんだ 6)いい星じゃんか 7)こころ動け 8)人生は無限だ 9)その2つ以外は 10)ムカシミタイニハアソベナイ 11)巨大なダムのありんこの穴 12)無計画という名の壮大な計画  アンコール)脳  セッション)我に返るスキマを埋めろ/歌う47歳と46歳

最後はトモフの「我に返る‥」をセッション(なりくんのサックスが入って新鮮でかっこよかった!)。急遽セッションをすることになったの言葉どおり、ステージにあがったものの曲を知らない様子のカジくん。トモフが次の歌詞を教えるものの、メロディがわからず。教えてもらった歌詞を素直に復唱。ラップではなく復唱。その爽やかな真面目さはなかなかどうしてお客さんの婦女子をキュンとさせたということです。そして「歌う47歳と46歳」では「歌う47歳(トモフ)♪」「歌う46歳(カジ)♪」「あわせて93歳♪」。うううあわせて93歳‥
トモフとカジくんはフェスなどで一緒になったことはあるけど、こうやってがっつりツーマンははじめてだそうでこの日は「すっかりカジくんと仲良しになったぜ!嫉妬しろ!まだ一度もケンカしてないぜ!」。それにしてもトモフとカジくんの仲のよさを嫉妬する人って誰さ。‥‥はかまだくん? そんなはかまだくんはセッションの後、ステージを去るカジくんに頭ぽんぽんされていた。いい夜だったね。うん。

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たのしい企画でした。「追加公演やろう!」が実現したらいいなー。なるべく東京で実現してほしい。だってほら千葉ではもうやったから。うん。ふっ‥(遠かったらしい)。

ほんとにたのしい企画だったのですが、初日はトモフふなっしーの物真似したんですってね。‥見たかった‥!
   

*1:この時点では翌々日にピーズの26周年ライブを観にまた千葉に行くことになるとは思ってなかった。予感がなかったわけではないけど