SKA VI FIKA? Spring Tour(カジヒデキ春のカフェライブ)@鎌倉:cafe vivment dimanche
この日のライブは電話受付でありました。わたしが電話口で「あの〜、カジくんのライブってまだ申し込めますか?」とたずねると、「はい、カジさんのライブは‥(残席少ないですが今ならお受けできますよ、と続く)」。
ノーノーノー。カジくん フォーエヴァー!
ええと。わたしだけかもしれないけど、この日みたいな弾き語りスタイルだとライブはカジくんとナリくん*1のふたり編成なんだけど、この、カジ・ナリコンビがすごくイイ‥!ナリくんのほがらかさ芸達者さがカジくんの横にいるのすごくいい。単にわたしがナリくんに好感を持っているだけかもしれないけれど、実際ナリくんのキャラクター、あれは好きになっちゃうよー(ナリくんのキャラクターについてはトモさんもはるさんも「ナリくんはいいな〜‥!」みたいに言っていたような記憶があるよ)(この日はアンコール前、カジくんの着替えを待つあいだにビートたけしの物真似で「ジュリアに傷心」を歌うという離れ業まで披露してくれた)。でもナリくん自身は「自分がこんなに長い間カジくんの横で脚光浴びていていいのか‥。飽きられたり呆れられていたらどうしよう‥」なんて言っていたので(カジくんは「なんでそんなこと(言うの)!?」とずっと一緒にやろうよ的な返答だったけど)気になる人(つまりわたしだ)は今のうちにライブに足を運ぶことがおすすめ。
とにかく聴けると思ってなかった『ささやかだけれど、役に立つこと』が聴けてうれしかった。会場のディモンシュに捧げる的な流れだったのだけど(あともう一曲『77人分のコーヒー代』もディモンシュに捧げていた)、やっぱりいい歌だなあ大好きだなあ。この日は古い曲多めのセットリストで、その古い歌たちがちっとも古ぼけないでそこにあって、なんだかとて心強かった。キラキラ現在進行形。
と・思っていたらMCで、「〜〜‥こんなことをね、もう40代も中盤のおっさん(の僕)がね、‥あ、いけない!こういうこと言うと怒られるんだ!はいっ大丈夫!元気元気(笑)」みたいな一幕があって、逆に胸アツ!ってなった。でもカフェライブはステージとの距離が近いんだけど、この距離で見てあれだけフレッシュ感がある40代中盤てものすごい。
同じくMCで大瀧詠一の訃報に触れて、「中1の春にナイアガラのアルバムに衝撃を受けて以来ずっと憧れて尊敬していて‥。いつかお会いできる日をたのしみにしながら会えないままにお別れになってしまって‥。それがすごく残念です」って流れで『FUN×4』のカバー。カバーといってもけっこうしっかりカジくんの曲みたいになっていて愛情の深さを感じた。曲の後半で自曲『夏物語』をリミックス?してきて、「実はファーストアルバムは自分なりのナイアガラみたいなアルバムを作りたい!って思いで出来ていて、特に『夏物語』にその思いを託したんで、さっき少し後半で入れてみました」。このMC、わたし的には膝をたたくイキオイで納得して(『夏物語』の歌詞の元ネタを教えてもらってすべてがストンて腑に落ちた)、同時にまたしても胸が熱くなった。だってきっとファーストアルバムって次が出せるかわからないみたいな状況で、そのなかで自分なりのナイアガラって決意したカジくんを想像するとこみあげてくるじゃないですか。カジくんてほんとまっすぐで熱いんだよなあ。でもそう見せないところがどこまでもかっこいい‥!(余談ながら実際『FUN×4』『夏物語』と続けて聴くとこわいものなしの多幸感。ぜひやってみてー)
客席に若い男子も特に若くない男子もけっこう居てそれも心強かった。女子しかいないとなんかやりにくそうに見えるんだもん。男子から見てもかっこいいんだね!て思うと女子としてもうれしいんだし。ライブ会場にもっと男子を!運動実施中。
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(は!このタコは!)
途中から手堅いというかおとなしめになったかな、と見せかけて(?)、『小さな光、新しい光』での一節
あぁ いつもいつも この世界を愛し続けていたいから
に胸をつかれて落涙。カジくんはいつも本気でまっすぐで手を抜かない。自分がやっとカジくんに追いついたのかなーって思います*2。