エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ@JCBホール

ノースモーキングのライブが体感できるなんて嬉しいなあ!何日もまえからカレンダーをながめてはニコニコしていた。開演まえから上気する頬。すれちがうお客さんがみな笑顔。おお。実際メンバーがステージにあらわれてライブが始まった瞬間に、一回目の感情のピークが来た。早い早いよ。
2曲目でいきなり「ウンザウンザ」を持ってくるとは!早くも2回目のピークが。なんて太っ腹!もったいぶらないのね。2時間なんてあっというまだよ、早くこっちにおいでといわんばかり。そうだね2時間なんてあっというまだもん、今すぐそっちに行くよ。この人たちはほんとうに観ている者の感情を解放させるのがうまい。ウンザウンザのリズムにメンバーのパフォーマンス*1 *2に、会場じゅうが機嫌よく踊らされる。
自分のなかでウンザウンザは、ジプシー音楽的なくくりにとらえていたのだけれど、ライブはとってもロックぽかった(時にはもろパンク。かっこよすぎるメタボ小僧!)*3。すごく陽気に盛りたててくれるのだけど、その陽気さから、こうでもしなくちゃ立っていられないだろう?っていうニヒルな決意が見えた気がした。「Are you ready my revolution?」 というクストリッツァのMCに胸を熱くしながらも、革命という言葉の重みが、日本人とは全然ちがうのだろうな‥(いや、しのごの言わずに自分の革命について考えます)。

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浮かれたり踊ったり、ときどきシン‥!てなってるあいだに、あっというまに2時間が経ち、ステージが終わってしまった。ああ‥。わたしの2008年は終わった。しょんぼりしかけたけど、秋にはファンファーレ・チォカリーアが来るのね(→☆)!それに来年にはクストリッツァの新作映画が*4クストリッツァ、バンドやりながら、いつ映画撮ってるの?(すげー!) そんなわけで人生はまだまだつづく。

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余談:ボーカルのベッカム(ほんとはドクトル・ネレ・カライチ)がステージをおり、客席(2F(!))で歌い踊っていたとき。客席にスポットが当たったら浅野忠信の姿が見えた。呑気な顔でにこにこしていた。まさかあの場所にいてスポットライトが当たるとは思ってなかっただろうなーと多少気の毒に思いながらも、いいもの(笑顔)見た。Kは、「俺も赤いパンツ履く!」と鼻息を荒くしていた。ハイハイまず痩せてからねー(棒読み)。

*1:パフォーマンスが、時にドリフっぽく見えたのは、わたし(たち)だけでしょうか

*2:あのギターをくるくる回す‥キッスの真似?のやつ、わたしもやりたい。あのギタリスト、いいポジションにいるなあ

*3:メタボ小僧‥と聞こえたんだけど、そんなわけない?ちなみにボーカルの人のことです念のため。クストリッツァはメタボなんかじゃないわ!かっこよかったわ!53歳?ひゃー

*4:チラシもらった。2009年シネマライズ。たーのーしーみー