アカツカNO.1
七月の半ばに喫茶店で出会って。‥子供の頃に読んだ「天才バカボン」の単行本はなんだったんだろうー‥あれは子供向けバカボンだったのかしらー‥とその面白さ・洒脱さに衝撃を受けた。大人が本気でバカをきわめるダンディズム。くー・かっこいい‥!今までわたしはなにを知っている気でいたのだろう、と己の無知さを反省して。家に着くなりアマゾンで注文した本が今朝届きました。
なんだかなあ、なんだかなあ。やっと届いてうれしいはずなのに。このタイミング。まったくしょんぼりしてしまう*1。
- 作者: 赤塚不二夫,フジオプロ,ほうとうひろし
- 出版社/メーカー: イーストプレス
- 発売日: 2001/09
- メディア: コミック
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1968年から75年にかけての赤塚不二夫の仕事を1冊にまとめたスクラップブック。「少年マガジン」の『天才バカボン』(1967年連載開始)と「少年サンデー」の『レッツラゴン』(1971年連載開始)を中心に赤塚漫画を抜粋、「週刊文春」などの雑誌記事も織りまぜ、多角的な視点で赤塚の隆盛期を再現。漫画雑誌と同じ判型、コマの余白のクイズや雑学情報、広告も当時のままに掲載するという大胆な手法で、赤塚の圧倒的なパワーを見事によみがえらせている。
すっごく面白い。そしてかっこいい。赤塚不二夫のバカ騒ぎ、つきあいたいじゃないですか。なんていうか、才能に、余裕があるのよ。交友関係も豪華。表紙は篠山紀信の撮影だし、いろいろなインタビューやイラスト‥田村セツ子の描くバカボンパパのチャームなこと‥(ぷぷぷ。はな毛をぬいてつけまつげを作ってネ☆←なんて言われても〜)。黄金期(?)の作品スクラップだけでなく、当時のグラビアや広告がザラザラ紙に収録されているのがこれまたかっこいい。リアルタイムでは体験できなかったけれど、こうして時代の息吹のままに追体験できるなんて有難すぎる。この本は見ないともったいない。そこまで思います。
*1:こんなしょんぼりしているわたしに向かってKったら。「次は●●●●●の番だね‥」だなんて、酷すぎる。でもすべての命は順番なのか‥