新文芸坐の夏合宿

わたくし的夏休みのメインイベント、「新文芸坐のオールナイト夏合宿2007」*1。今夜の合宿長は江頭2:50。大声で言うのはためらわれるけど、江頭だいすきー‥（びびりながら小声で。だいすきー‥）。（びびり症なのでたたみます。わたし以外読まなくていいです）
会社の友達に「‥江頭ってどこがおもしろいの？」と真顔で質問されて、言葉に詰まってしまったけれど、‥どこがおもしろいんだろう（自問自答）。‥おもしろいっていうか、すごいじゃん（尊敬）。芸人というより偉人じゃん。ソロのトークライブに行くのは二度目*2。でも、目に入ったら応援する程度でとくに具体的に江頭を応援しているわけではないわたしは、ラジオで映画批評のコーナーを持ってるなんて知らなかった（「江頭2:50のピーピーピーするぞ！（→☆）」）。さいきんは年間200本は映画を観ているそう。つまらないときにはっきりそう言いたいので、試写会には行かないそう。ふ、かっこいい。映画のラストを「オチ」と呼ぶのがとても芸人的。オチが弱い映画は評価が下がるもよう（「マリー・アントワネット」のことを、「最後ギロチンのシーンがないなんて。あんなオイシイところを作らないなんて。○○○がついてないようなもんだぜえ！」と言っていて、ほほうこれは芸人さんらしい感想だわー）。前半はけっこう真面目に映画トーク。あ、でも、ポロリはあった。
【江頭2:50の、2007年度つまらなかった映画】：「マリー・アントワネット」（コメントは上記参照）、「ナイト・ミュージアム」（ファミリー映画にはハードルをさげて挑むように心がけているんだけど、どんなにハードルをさげてもこれはダメだった。ギャグがいちいちなっていなさすぎ。子供に見せると頭が悪くなる）、「パフューム」（後半が意味不明すぎ。ギャグ？←説明してくれたんだけど意味不明すぎ。むしろ観たくなった）。【江頭2:50の、2007年度おもしろかった映画】：「100万ドルのホームランボール」（おもしろいので寺田さんも見てよ）、「トランスフォーマー」（ＣＧを堪能すべし）、「レミーのおいしいレストラン」（ピクサーそのうち18禁アニメ作ってくれないかなあ）、「ブラッド・ダイヤモンド」（寅さん＝フラれる、ディカプリオ＝死ぬ、みたいな方程式をまっとう）、「世界最速のインディアン」（今のところ今年度ナンバーワン。おもしろいし泣ける）。
【江頭2:50のベスト映画】：日本映画「太陽を盗んだ男」（途中カーチェイスとかドンパチが入って西部警察っぽくなるのが惜しいけど、それを差し引いてもかっこいい←この映画観たいと思ってどこかで上映しないかなーて待ってるんです。うううラピュタでかからないかなあ）、外国映画「オールド・ボーイ」（復讐のために監禁されながら体を鍛えるのとか燃える）、コメディ映画「小林サッカー」（理屈なしにたのしめる！女性選手の扱いがひどすぎて笑うしかないのが気にかかる←けっこう紳士じゃん‥）、角川映画「ＲＥＸ」(映画といえば角川の世代なんだよ！角川映画って聞くとキュンとするんだよ！←と言いつつ、ＲＥＸはその時代じゃないと思う‥。でもいい映画らしい。泣けるって)。【寺田体育の日版ベスト】（←唐突ですが、トーク相手）：日本映画「リング・らせん」（怖かったよねえ！エガちゃんと一緒に観に行ったんだよね。エガちゃん怖がりすぎてイナバウアーみたいになってたよ）、外国映画「エデンの東」（ジェームス・ディーンの映画って観たことないなーと言うエガちゃんに「信じられない！(叫び)」）、コメディ映画「幸福の黄色いハンカチ」（「これコメディじゃないよ」と言うエガちゃんに、「おもしろいんだよ！」）、角川映画「野性の証明」（かっこいいよなあ！二人して主題歌熱唱）。‥寺田体育の日が天然すぎて、エガちゃんがりっぱな常識人に見える瞬間がちらほら。（このあとエロパロ映画（というかビデオ）タイトルを笑うコーナーもあったけど省略）
休憩をはさんで、【笑いの神が降りてきた】か、実証ＶＴＲ。このあいだの「センチメンタル息止め」やら「ぷっすまダンクシュート」にまぎれて、10数年前の「江頭グランブルー」を大きな画面で、編集なしで４分間まるまる見ることができてうれしかった（何故）。ふつうの人間は４分間も息とめていられないよなすごいよなー（また尊敬）、と思ったら、「これ、２分過ぎたころから苦しそうな顔じゃなくなるでしょ。気を失ってるんだよね。写ってないけど後ろのほうで玉ちゃんがガラスをバンバン叩いてくれて、それで意識取り戻して起き上がってるんだよねー」。エガちゃん‥。死にかけていたとは‥。まさにグランブルー、つうかだから司会の女の人が泣いているのか‥（きょわい）。
そんな驚きをはさみ、今日のシークレット上映は*3。トーク前会場に流れていたＢＧＭが、薬師丸ひろ子や原田知世だった*4し、角川について熱く語っていたし、‥ベスト角川映画にいれた「ＲＥＸ」だったらイヤだなあ、「ＲＥＸ」観てないしいい機会だけどイヤだなあ、などと思っていたらジャーン。「ゆきゆきて、神軍」。何故‥！？「奥崎謙三って自分を見てるみたいなんだよね‥」。なるほど‥。

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すごい久々に観た。初見のＫは、観たかったのがスクリーンで観れてうれしい！おもしろかった！と感動していた。Ｋは「神様の憂い奴」は観ていて（これはわたしは未見）、あの映画では奥崎さんがギャグのオチに使われるかんじで可哀相だったので、こうしてパワーのある奥崎さんを観ることが出来てよかった！と大満足していた。フーン、そう。わたしは、前に観たときも思った疑問、奥崎さんの奥さんはなにを考えているのかなあ、なんてボンヤリ考えていた。いや、奥崎さんのパワーすごいんだけど、それに付き合う奥さん気になるわー‥。オールナイトのせいかけっこう寝てる人がいて、隣の席の人は完全に、始まった瞬間から電気がつくまでずっと寝ていた。彼は、終わってから友達に「どんなはなしだったの？」と内容を聞き、「ええええ！そんなことが！？」と驚いていた。「俺ってなんにも知らないんだなー！そんなことあったの！」。ああ、君にはこの映画観てほしかった‥*5。
映画が終わって、エガちゃんと寺田体育の日の挨拶。二人は映写室から観たそうで、「あそこから観るなんてニューシネマパラダイスみたいー」とうれしそうだった。フ‥。「久々に観たけどおもしろいねえ！奥崎さんの最期の言葉は「バカ野郎」なんだよねえ」なぜかハートウォーミングトーク。お客さんみんなして「エガ茶ん」というお茶（タレントグッズ？）をお土産にもらって解散。ふつうの映画好きの集いってかんじだった。いろいろおもしろかった。

*1:この日はシネマロサでも魅惑的なオールナイトが。なにげに熱いな池袋

*2:５〜６年前だったか、コマ劇場で観たのだけど、おもしろかったと思う。その後大川興業のライブに行ったりしたから、おもしろかったんだと思う。でも、どんな内容だったかは忘却のかなた。くだらなくても記録は大事だな‥と思ったので今日は自分なりにみっちり記録

*3:先週の第一夜、玉ちゃんの回は「銀河鉄道999」だったそう。ああ‥。999スクリーンで観たかった‥

*4:トーク後のＢＧＭはフィッシュマンズの「いかれたｂａｂｙ」だった。なんで？謎深まる

*5:隣の席の人は最終的に、「‥エガちゃんて、なんつーかインテリだな」という結論をだしていた。それをＫに言ったら、「そうだよエガちゃんはインテリだよ！」と胸を張っていた。そうなの？インテリなの？つうかもはやインテリってなんなの？