香川二泊三日(3日め:高松)

島は遠く成りにけり‥。本州(というのかしら)をぶらぶら。二度も前を通り過ぎるだけだった高松城、待ってろよ!近い将来、なかに入ってやるからな!しずかに野心をたぎらすわたし。

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ホテル〜朝食(バス)→空港(バス)→こんぴらさん〜昼食(JR)→丸亀:猪熊弦一郎美術館(JR)→高松:カフェ(バス)→高松空港(飛行機)→羽田空港

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金刀比羅宮

せっかく香川県に来たのだからこんぴらさんに行きたいな。Kが言うので行ってきた。老若男女がわさわさと。ザ・観光地(まあ直島もそうだけど)!あちこちに、「しあわせさん。こんぴらさん」という垂れ幕(?)があり、何度もそれを目にするたびに、「そうだよなあ‥。たいした信心もないのに、観光の一心でこんぴらさんを参るという贅沢‥。この時間と健康‥。たしかにいま、しあわせかも‥」。今はいいよマイライフ的なことを思いがよぎったのは、石段をたくさん歩いたあとのランナーズハイか。

(写真はわたしの思いをよそにクールにアクビのこんぴらキャット)
猪熊弦一郎美術館】(→HP

常設展のみのこじんまりと鑑賞。こじんまりながらも充実。絵ももちろん素敵だったのだけど、対話彫刻というオブジェ(ヘビースモーカーだった猪熊氏が禁煙したとき、手が寂しいので身近にあるチョコレートの包み紙を煙草のように細長く巻いたのが始まりとされる)がとてもよかった。スマートな虫たちの会合は、なにを話しているのだろう、ながいあいだ眺めてもまったく飽きない。猪熊氏が集めていた空き瓶などのイノクマコレクションなど、距離感のあるあたたかみがとてもよかった。

隣接されているカフェで、おともだちに指南されたイノクマパフェをいただいた。うえにのっているどうぶつクッキーがいのくまじるしで、ギャーかわいい!(このクッキーかなり美味。かわいいだけじゃないの!)星型のカラースプレーがはいっているのもさすが。ミドリ色のアイスクリームがちょっと不思議な食感とどこかで食べたことのある味で、いったいなに味なんだろう?気になったのでカフェのお姉さん*1に聞いたら、バニラアイスにブルーキュラソーをまぜたものなんだそう。なるほど‥。美味しかったので家でもやってみようかな。


高松駅からカフェへ向かう途中にあったお店。ナゾって‥。心細いよ)

【umie】(→HP

旅行前に読み返していたこの本に、高松のカフェ情報が載っていたので杉浦さんのおすすめにハズレなしと思い行ってみた(高松港のすぐそばなので)。

週末ジャパンツアー (杉浦さやかの旅手帖)

週末ジャパンツアー (杉浦さやかの旅手帖)

本のなかでは、「ハワイにいるときのリラックス感に似てる‥」と感想が記してあり、ハワイ未体験のわたしには想像しかできず、そのへんも気になっていた。窓側の席にすわったわたしがおすすめキャプションをつけるとしたら、「窓からの工場風景ひとりじめ(ハート)」。

人間は自分の体験やボギャブラリーのなかで生きていくしかないのね‥。くつろげるとても素敵なカフェでした。(この北浜alley一帯がいろいろ面白そうだった。もっと時間があったらずんずん探索できたのに‥!)
このカフェの壁に曽我部氏のサインが飾ってあり、Kが、「あの人ここにも来てる‥!」とふるえていたのがおかしかった。ラーメン屋に石神氏の、B級グルメ店に石塚氏のサインがあるように、おしゃれカフェには曽我部氏のサインが‥。(たぶん曽我部氏はここにライブに来たのだろうと思います)
おいしいコーヒーとケーキをいただき、くつろいだのち帰路へついた。

まだまだ行きたいところがあるので、ぜったいまた行こうね。家でもしつこくそう言いあった。だってすんごくいいところだったんだもん。直島は現代美術に造詣がなくてもたのしめる懐の深さが素敵だった。次はベネッセハウスに二泊して、ほかの棟の様子も見たいし、犬島や豊島にも行きたい。そのためには、お金貯めなきゃ(切実)。

*1:まさにイノクマカフェというかわいいお嬢さんでこれまた感心