風景inJAPAN〜乙女のあいらぶ郵〜 @切手の博物館3階スペース1・2(下)

展示したものの紹介を駆け足で。

まずはサプライズ出展の、われらがヌー先生コーナー。

雲の上からの手紙

雲の上からの手紙

「雲の上からの手紙」で使われた貴重な資料たち。スマート!学術的!展示にハクをつけてくれました。敬意をこめて展示にスペシャル感をだそうとするも、お誕生日会みたいなことに。むりやり「ロシアっぽいよね」と思うことで回避‥(できてる?)。


まっこんの「風景inまいはーと」。 こんな風景印があったらいいなと大好きなものを集めてみました。「おちゃめなふたご」や「ズッコケ三人組」「キセル」や「すがき屋」にまぎれて、「妻夫木くんの泣き演技」があるあたり。信頼できるにゃあ。次回はここに「トゴのウシジマ」が加わりますように‥(切手は貯蓄リス?それとも大都会?ウサギは禁じ手にしてほしい)。

涙なしでは読めない郵便少女漫画『あの日あのとき』の原画の展示も。何度読んでも泣けます。印子ちゃんいまごろなにしてるのかなあ。切手でおむつとか作ってるのかなあ。


みどりさんの郵便コレクション。すなおにかわいい記念カバーセレクション。


チムニーちゃんコーナーはカラフルでポップ。チムニーちゃん製作『風景印が呼んでいる 松本旅がらす』(写真は原画)は、なんとチムプォン仕掛け!(スマートホンのようで指先でくるくるページをめくる。チムニーちゃんのこういうとこ好きさ) わくわくたのしい!高揚感が切手の世界にも。切手にあわせて絵を描いたオリジナル記念カバー。女は海。て言われても。



みどりさん製作のオリジナル封筒やチムニーちゃん・マコちゃん執筆のお手紙たちコーナー。ルマンドの空き袋でお手紙送ったり、たのしいなあ。自由だなあ。
そういえば前回の展示のとき、あのかわいいオリジナル封筒、物販で売ればよかったのにィと素人のわたしが言ったら、「あれ、時間かかるし、カラーコピー代けっこうお金かかっちゃうんだよね。原価で売ったとしても‥売れないと思う‥」ともらしたみどりさん。まったくもって好きだから!できることなんですよね。


チムニー画伯による、小型印デザインが出来るまでのラフスケッチやオリジナル封筒を作ったときの渡辺木版(知る人ぞ知る、記念封筒の老舗)潜入レポートなど。ここすごく興味深かったので、冊子にして売ってほしかった。


そしてふたたびみどりさんコレクション。たのしい初日カバーの世界。同じ切手でも所属する団体が違うと、封筒の絵柄が全然違ったりして、見れば見るほど奥深い。うなぎの消印は浜松で。ここまでしなくちゃだめなのか。

:

これで壁まわりの展示説明終了。次はテーブル。(まだ続きます。これでもかなりの駆け足)
まずは物販ブース。

まっこんグッズ、チムニーちゃんグッズ(これが噂のチムプォン)、切手や記念封筒ブース、出張コケーシカブース(!)。 おとめーる協会というかみどりさん名物、切手のほぼ額面販売は、仕入れにかかった交通費、区分けのビニール袋など考えれば原価割れというすさまじさもあり、かなりの数が初日のうちに旅立って行きました。ちなみに切手は買ったあと使用できるので、買い物ではなく換金のようなもの。みどりさんからそう聞きました。たくさん買いすぎちゃったと反省しているあなた!ただの換金なので安心して。みどりさんはたぶん、いつもそうやって自分を納得させている。

目玉の記念封筒!これすごく可愛いしかっこいい。版画ゆえの硬質な線が村山知義のよう。木版いいなあ‥!

いきおいあまってチロルチョコを発注してしまったのはわたしです(おまけでつけました)。みんなよろこんでくれてよかった。

レモンと実験さんのお菓子は食品販売NGということで(ほかのものとのセット販売は可能)、これを目当てにいらした方すみませんでした。ちなみに思わず二度見してしまう美味しさでした。かさねがさねすみません。

:

物販終わって次はお部屋の中央のテーブル。
第1テーブルは、みどりさんの郵便コレクション。

まずは蔵書。みどりさんがインタビューをうけた「郵趣」や「雑貨カタログ」も。ちゃんと読んでくれたかな?

つぎは郵便グッズ。ポスト型雑貨やプラモデル、バッチにマッチにetc。今回もトバしてます!

おつぎは昭和レターセットコレクション。たのきんは、「マッチだけ買えなかった」と悔しそう(「青」がヨッチャンなことに「?」。青はマッチ、ヨッチャンは「黄色」じゃなかったっけ‥?)。バイキンクン‥!なつかしい。若いお嬢さんにはピンとこなくてすみません。

さいごは少女漫画雑誌の付録レターセット。ここだけわたしのコレクション*1(自分のと、友達の会社の先輩のりこさんから借りたもの)(わたしのはアフター弥生美術館(→☆)にヤフオクでそろえたものだけれど、のりこさんのは少女時代からずっと持っていたもの。すごくない?)若いお嬢さんにはピ (以下略)。

第2テーブルは、お手紙執筆コーナー。ここからお手紙が出せるように筆記用具やおとめーるスタンプを添えて。このテーブル、人が途切れることがなく、みんなお手紙書いてくれてる!と感動。
そして忘れちゃいけない郵政局ブース! ここでかわいい小型印を押していただきました。

ちなみにあの小型印は、イベント後は郵政局にお返しします。郵政局のどこかに、そういう役目を終えた小型印たちの眠っている場所があるのかしら、などと象の墓場的ロマンを感じていたのですが、、おそらく廃棄されてしまうのではないかという見解が多かったです。夢やぶれたり。まあね。場所取っちゃうもんね。
小型印を押してくださるのは、郵メイトの方なのですが、なんと二日目のおばさまAさんはみどりさんの顔なじみ。切手市場でお世話になっている方だったのです。なにこのディスティニー。みどりさんとの信頼関係のたまものか、とてもやさしく対応していただきました。
結局ひととのつながりだっていう、ちょっといい話。

:

今回の展示もとてもたのしかった。売り子としてあの空間に一日中(×2)いられるなんて、役得以外のなにものでもない。アンケートに嬉しいことを書いてくだすった方、ありがとうございました。「次回を期待しています☆」なんて書いてもらえると、次回を想像して今からたのしくなっちゃうわたしですが、会長のみどりさんは、「続編続編‥って続けていって、薄まっていくのがいやなんだよね‥」と冷静かつ的確なスタンス。ああでもこれを最後になんてしないで、ファイナルはファイナルと銘打って、でっかい花火を打ち上げましょうよ。末端構成員のわたしが言ってもしょうがないけど。(おとめーる協会の会員たちがおとめーる協会のいちばんのファンだっていうおめでたさ。おめでたいけど正しい気もする)

:

今回の展示BGMは、なぜかなぜかの90年代歌謡。展示のテーマは昭和かわいいなのに、BGMは平成。それはさておき。90年代歌謡といえば、そこはそれ、小室ファミリーだったようで。準備日をいれて約3日。小室ソングにずっぽりでした。
(この写真にこの切手ってどうなのか)
小室‥。90年代たしかに小室は天下をとっていたのですが、この頃わたしは若く血気さかんだったので、あまりヒット曲を聞かなかったのですよね(いまはもう中年なので、これはこれでヒット曲聞かない)。それでもどこかで聞いたことある気がする歌がたくさんで、さすがだと思いました。
ところでわたしの小室知識といえば、雑誌CREAの対談連載で、ナンシー関が、「このあいだマークパンサーが、“グローブもなんかスゴいところにきちゃったね〜”なんて発言してたけど、オマエはたまたま小室と同じエレベーターに乗っただけだっつーの」。みたいなことを言っていた印象がとても強く。小室ソングがかかるたび、「わたしもたまたまみどりさんと同じエレベーターに乗っただけだから。天狗にならないようにしなくちゃ‥」。 みょうに謙虚なきもちになるのでした。小室DE謙虚。まあいいじゃん。

:

展示とはまったく関係ないのですが、お洒落な街目白も、ちょっと歩くと下落合に出るので(常識ですが‥)、ふふっと思いました。目白のこと、好きになったよ。素敵な喫茶店もいっぱいあるしね。

*1:ふろく愛好家としての自慢のお宝はトランプなのだけど、郵便展示なので出る幕なし。がるる‥。ていうか陸奥A子レターセットの画像にするかこっちのはみだっしっ子にするか、すでに断腸の思いなんですけど。いつかスキャナーを買ったらあれこれ日記にアップしたいです