2007年の映画ベスト10

毎年自分のなかで恒例になっている「本年度自分映画ベスト10」。今年はいわゆる名作映画を劇場でたくさん観ることができ(日本の古い映画に目覚めたのが3年前*1くらいなので*2、まだまだ観てない映画がたくさんあるのです。たーのーしーみー)、我が身の幸運をかみしめています*3。しかしその結果、「2007年感」が薄い気が。でも、こういうのがスクリーンにかかる東京っていいなーと、ほんとしみじみ思います。ちなみに今年観た映画は129本、2007年公開のものは半分弱の60本でした。再見の映画(今年は17本)は対象外にするのが自分ルール(ヘタしたら毎年同じ映画を選んでしまうので)。
では自分ベスト。順位は毎年てきとうです(えー)。映画のうしろの(→☆)は、観た日の日記です。

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1・グラインドハウス→☆
  おもしろかったのよ単純に。
2・サン・ジャックへの道→☆
  日記に「今年いちばんの感動」と書いてあるので、そのきもちを尊重して一位にしようと思ったのだけど、最後グラインドハウスにさらわれていった。丁寧に作られた素敵な映画だった。単純さも好き。Kに早く観せたいのだけどなあ。
3・ドカベン(1977)(→☆
  岩鬼への恋心は、まだおわっていない。
4.マル秘色情めす市場(1974)(→☆
  思い出すと背筋がのびる。かっこよかった。
5.幕末太陽傳(1957)(→☆
  DVD買おうかなあ。特典映像見たい。
6.リトル・ミス・サンシャイン→☆
  いい映画だったよね。しあわせの黄色いバス。
7.松ヶ根乱射事件→☆
  息苦しい思いで観ていたのだけど。ラスト間際、内職をする(?)木村祐一のカットで、肯定なのか‥!と衝撃をうけ、視界が広がった。次に観たらぜんぜん違う感想を持ちそうな気もするけど、このときはすごく感動した。「天然コケッコー」(これは次観ても・何度観ても安定して感動しそう)とどちらを選ぼうかなあ、と思ったのだけど、あの感覚がきもちよかったのでこちらを。
8.ザ・スパイダースの大進撃(1968)(→☆
  おもしろすぎてびっくりした。わたしってアホなものが好きなのね。自分再発見。
9.眠り姫(→☆
  はじめはカウントしないでおこうと思ったのだけど。ベストテンにいれるなら、いっそ一位でもいいかと思ったのだけど。なんというか不思議な体験だった。
10.旅路(1955)(→☆
  今となってはよく憶えていないのだけど、「すっごいよかった!この感動を忘れちゃダメ!」と映画メモに殴り書きが。たぶん、「股旅映画に感動する自分」というのもツボだったのだろう。(「旅路」だけ画像なかった‥↓)

1位と8位をいれなかったら、「フォービデン・ゾーン(1980)」(→☆)(好き好きー。好きなのよ)と「そんな無茶な!」(→☆)(「おばあちゃんキス(井口昇)」に敬意をこめて。でもどの作品もおもしろかった(オムバニス映画)。わたしは映画には無茶であってほしい、無茶を成立させてほしいと願っているんだなーとつくづく思った)がランクインしてるはずでした。「童貞。をプロデュース」もおもしろかったのだけど、ガンダーラ編と劇場公開編の印象のちがいに思うところがありすぎて(そこがおもしろさなんだろうけど。自分のまだまださを痛感したよ)、なんとなく保留。‥今年はなんというか、自分の嗜好(アホ好み)をいとしくもかなしくも思うことが多かったです。←今年は、というか今、そんなきもち。ファイッ、自分!

*1:2年て書いてたけど訂正‥

*2:それ以前は年に5本くらいしか観てなかった

*3:仕事が基本、ヒマなのさ。定時に帰れるってすばらしい。お金はちょっとだが