ジャーマン+雨

監督の横浜聡子というのは早稲田松竹のスタッフさん(早稲田松竹のチラシ置き場で、この映画についてそう紹介してあった)(一月に早稲田松竹行ったとき、名札をつけていた)。さいきんの早稲田松竹はアツイ!と感激してたので見たかった作品。12月下旬からレイトショー上映(@ユーロスペース)してたのだけど、1/26〜2/8の期間は19:15〜の上映。レイトショーは会社員には翌朝がつらいので、こういうのありがたい。
主演の野嵜好美という女優は、「子宮で映画を撮る女」「彼女が歌う理由」の二本で、おそろしいインパクトを残した人。どちらも、パワフルに自分だけの理論で突っ走る困った女の人を好演していた。こわいを越えてすさまじかった。この映画でも、自分だけの理論で突っ走る、突っ走ろうとする(困った)役なんだけど。「ゴリラーマン」なんて呼ばれて、かわいい女優さんの横に立たされる役なんだけど。でもこの映画のよし子(役名)は、なんだかかわいかった。よし子、いとしかった。自分が猫を亡くしたばかりだからか、生命力がまぶしくて、いい映画だなあ、と思った。小学生男子に慕われる よし子さいこう。スチールの写真撮影が梅佳代だというのが、映画の内容を語っていてよいです。さすがだリトルモア(配給・宣伝)。好きだなあ。また観たい。観たいというか、映画のなかのひとたちに会いたい。映画のなかのひとたち、あんなに無茶苦茶なのに、ちゃんといとしく成立してるんだもん。すばらしい。