マロンパフェ2008(前編)

秋といえば栗。異論はありますまい。秋のたのしみ、それはマロンパフェ。今日は『前編:御三家編』。御三家というのはあくまでわたしのなかで毎年行くことにしている3店であって、実は千疋屋には「銀座千疋屋」もあるんですね‥(めまい)(参考:→千疋屋の歴史)。それはさておきこれ以降は、後編でまとめます(意思表明)。長くなるけどたたみません(意思表明)。

【タカノフルーツパーラー 新宿店(10/15)】


1470円。皮むきの黄色い栗2ケ、渋皮煮2ケ、生クリーム・栗クリーム、バニラアイス・マロンアイス・ブリュレアイス、紅茶のジュレ、栗のかけら、ウェハース

グラスのした、アイスのあいだにはさまれているのは紅茶のジュレ。これが評価のわかれみち(おおげさ)。ジュレ好きのわたしはワーイと思ったけれど、友人には「冒険しすぎ」と不評だった。御三家のなかでいちばんの低価格でありながら、栗の数が一歩リードしたコストパフォーマンスをたかく評価したい(パフェグラスのサイズも良心的)。
京橋千疋屋 池袋東武店(10/31)】


1680円。渋皮煮3ケ、ナッツ、生クリーム・栗クリーム、バニラアイス(栗のかけら入り)、ブラウニー

ダントツの満足感*1。ひとくち食べて美味しさにふるえた。友人も「この美味しさは!」とうなっていた。京橋千疋屋は毎年マロンパフェのスタイルを変える(タカノも毎年違う)(バージョンアップ?)ので、今年のこのスタイルがすばらしいってことを伝えなきゃ*2!厨房にとどけこの思い!と、大声で褒めちぎりながら食す。「もうスタンディングオベーションものだよ」「なりやまぬ拍手だね‥」(馬鹿だよわたしたち)。
千疋屋総本店 池袋西武店(11/5)】


1890円。渋皮煮3ケ、生クリーム、バニラアイス・マロンアイス(栗のかけら入り)・キャラメルアイス、スポンジ、マロンペースト

千疋屋総本店は毎年同じスタイル。と思いきやグラスの底にスポンジが入っていてびっくり(去年はパイ生地だった)。あ・去年は生クリームもなかったのか。毎年変わらぬようで変わっているのだなあ‥(なぜかしみじみ)(なにをしみじみ)。とはいえ基本的な印象は変わない、ノーブルな、昔ながらのマロンパフェ。バニラアイスの美味しさに、総本店の意地を見た。とはいえ1890円は高い。物価はどこまであがるのか。

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以前から気になっているのだけれど、パフェのしたの部分(ほそいところ)にはなにをいれるのがベストなのだろう。とりあえず、コーンフレイクはテンションがさがるんだよね‥(朝食かよ!アメリカの!的不満。デザートに食事をもちこまないでほしい。でも今回周囲に意見をつのったら、けっこう肯定派もいてショック。好きな人もいるのか‥)。今回は、タカノ:ジュレ京橋千疋屋:ブラウニー、千疋屋総本店:スポンジだったのだけれど*3。わたしスポンジもちょっとテンションさがるなあ。水分吸ってボソボソしちゃって。その点京橋千疋屋のブラウニーはちいさくカットされていたし、もともと湿っているしヨカッタな。ジュレもちがった食感がまざるのがたのしくてよかった(タカノは平温のものは上にウェハースをのせることで対応していた。ずっと冷たいもの食べてると舌がバカになっちゃうから、平温のものも必要だよね←特に秋冬。でもてっぺんにのせてもあんま意味ない気もするぞ)。
でもまだ「これを待っていた!」的な衝撃はないなあ。正解はどこに‥。正解を求めて(うそ。単に美味しいものを求めて)、マロンパフェめぐりのたびは続く。

*1:でもなにも不満がないわけではなくて。パフェグラスが細すぎて食べにくかった(パフェグラスが細いから、コストパフォーマンス的には総本店クラスと思う。でも、もう秋も深いし、これくらいの量でこれくらいの値段がいいとも思う)

*2:ちなみに去年の京橋千疋屋のマロンパフェはチョコアイスやコーヒーゼリーがはいっていて、美味しいけれどチョコパフェか?とモヤモヤした(→☆

*3:このバリエーションの多様性。マロンパフェ、この奥深きもの。素晴らしき哉、マロンパフェの世界