マロンパフェ2015

去年はうっかりしてマロンパフェ2014をまとめなかったけれど。毎年のマロンパフェの定点観察は、マロンパフェに変化がなくても自分の身体に変化がある、ということに気づき愕然としました。なんといいますか、弱っているときには、マロンパフェが重く感じることもでてきたのです。泣きたい。でも、そもそもマロンパフェのよいところは、酸味を排除したところだと思っているので。果物のパフェをそんなに愛せない身としては、いつかくるかもしれないマロンパフェ卒業の日*1におびえながらも邁進するのみ‥。そんなかんじで2015年秋の記録。
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【タカノ】10/1(木)マロンパフェ1674円。紅茶594円。栗2種類を2粒ずつ。マロンクリーム、マロンアイス(栗の粒いり)、バニラアイス、マロンムース、ブリュレ、カラメルジュレ、クラッシュアーモンドの香りの焼き菓子。
 

今年いちばんさいしょに向かったのはタカノ。いきなりしくじったかしら。 マロンパフェ界においては毎年スタイルをがらりと変えてくるタカノが台風の目というかおたのしみなのに。たのしみは最後に残しておく派のわたしがこの理性のなさ。などとおののきながらいただいたマロンパフェはとても美味しかった。なんていうかケーキっぽかった。そしてビューティー!構成は、アレ、去年とあんまり変わってない?タカノもついに落ち着く場所を見付けたのかしら。それは祝福するべきか、寂しがるべきか‥。むずかしいなあ。とりあえず今年のタカノのマロンパフェは、とても美味しく幸先のよいマロンパフェはじめとなりました。まる。

【渋谷西村】10/7(水)和栗のパフェ1850円。栗3種類。マロンペースト、生クリーム、ホワイトチョコ、マロンアイス、チョコレートアイス、チョコレートソース、砕いた焼き菓子、コーヒーゼリー
 

にばんめに向かったのは渋谷西村。と・いうか、西村に行くつもりじゃなかった。でも、前を通ったらマロンパフェ2種類ありますのポスターと、19日から2か月ほど改装工事で休業しますの貼り紙があったんだもん。入っちゃうよね(うなだれ)。
「2種類のマロンクリームのパフェ(1380円)」と「和栗のパフェ(1850円)」。ウェイトレスさんに違いをたずねると、「和栗のほうが栗の風味が強いです」。ほんまかいなと思いつつ和栗をオーダー。以前食べた西村のマロンパフェがカジュアルな味だった(値段も他のお店よりカジュアルだからアタリマエなんだけど)ため遠のいていた西村のマロンパフェ。和栗効果なのか貫禄のある味でよかったです。中にチョコレートアイスが入っているんだけど、チョコと対等に渡り合いつつくどくない、素晴らしいバランス。これは、2種類のマロンソースのパフェのほうも期待できるのでは?ああでもパフェは1週間に1度って決めてるし(感動が薄れないように。アンドカロリーとお小遣い問題)‥。もうひとつのマロンパフェを食べられなかったことが今年の心残りでしょうか。

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銀座千疋屋10/13(火)マロンパフェ1836円。紅茶540円。栗4粒。ラム酒の香りの生クリーム、マロンアイス(バニラアイスに砕いた栗2〜3粒相当をまぜたもの)
 

もうひとつの台風の目である銀座千疋屋。シンプルな構成ゆえの危うさというか。一昨年は、ラム酒の効力に酔いしれました。去年はラム酒が控えめで、生クリームにやられました。思わず昭和枯れすすきを口ずさむほどのやられっぷりでした。
用心しながら向かった今年は、まさかのベストバランス!グリコのポーズをとりたくなるほどの快挙です。うーわー、美味しいなー。ほーんと、美味しいな。ひとくちごとに首をかしげながらいただきました。今年はどのマロンパフェも紅茶といただいたのですが、お茶っ葉が入ったままスタイルだったのは銀座だけでしたが、ミルクティで飲むならぜったいお茶っ葉は残しておいてほしいじゃないですか(もしくは、しっかり濃くだしておいてほしいじゃないですか)。そんなところも好感度大でした(でもまァ、レモンティ派やストレートティ派にはマイナス要素よね)。今年のマイ・ベスト・マロンパフェは銀座千疋屋な気がします。栗の状態(しっとり感ほっこり感)もいちばんよかったし。でも、じゃあもう一回食べるかと聞かれたらひるんでしまう。だってあまりにそのときの自分のコンディションに左右されるから*2

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千疋屋総本店】10/23(金)マロンパフェ2052円、紅茶(カップ)324円。栗4粒?(メモが不鮮明で判読不可能。すみません)。生クリーム、マロンペースト、マロンアイス、キャラメルアイス、チーズ味のパイ生地、バニラアイスに砕いた栗がたくさん、グラスの底に栗餡?
 

ところでパフェの上部に、常温のものを添えるじゃないですか(昭和だったらウェハースとか)。あれは、冷たいものを食べて冷えた舌をこれで休めてくださいってことらしいので、あの常温トッピングは、自分でタイミングを見て投下していかなくてはいけないのです。上に乗ってるからって先に食べたらあんまり意味ない。 自分はマロンパフェにおいては冷たさより甘さに舌が麻痺しないよう、一緒にあたたかい飲み物を頼むようにしていますが、常温部分をどうするかってことはパフェについて考えるときとても重要だと思います。(フルーツパーラーフクナガは、果物屋さんだしパフェのサイズも大きくないし、常温についてはまったく触れず、でもその選択がベストな按配)。時にパフェは、素直にタテに食べすすめたらイカンのです。その素直さが命取り。みたいな。
話はずれたまま総本店。一見去年と同じスタイルですが、うえにのってるパイ生地が、はっきりチーズ味でした。衝撃。別にチーズに恨みはないのですが、ここでチーズ味、必要ですか? なんか一気に食事っぽく感じちゃう。でも実のところ、夕食としてマロンパフェを食べてるわけだから、食事感は歓迎するべき?うーむ難題。紅茶が4種類から選べて、しかも1杯かポット提供か選べる(当然値段は違うのですが)のはとてもよいと思いました。

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京橋千疋屋11/2(月)マロンパフェ2160円、紅茶(ポット)432円。栗3粒。葡萄、マロンアイス、バニラアイス、マロンクリーム、チョコレートブラウニー、生クリーム、カラメル味ブリュレ。
 

去年一昨年とわたしを魅了した京橋千疋屋。 なのですがすみません。栗友とでかけたため、おしゃべりに夢中になり味は二の次になりさがってしまいました。なんたる体たらく。もう一度ひとりで食べに行くべきか?とも考えたのだけど、値段を考えるとそれには抵抗が。そもそもてっぺんにのってたの葡萄だし。今後はライフワークなのだから!と強い心を持ってすべてのお店にひとりで挑むべきなのでしょうか。悩みます。
と・こ・ろ・で。今年は京橋千疋屋のマロンパフェスタートが遅かったんですよね。去年まで10月1日スタートだったのに今年は「10月下旬には」「11月には」みたいな曖昧なスタートで(本店のお水の報道より前にマロンパフェの時期については迷走していた)。もしかしてマロンパフェにあまり力をいれてない?あんなに美味しいのにっ!
もうひとつ不思議だったのは「ハーフサイズパフェ」の存在。ハーフサイズのパフェに紅茶がついて、ふつうのパフェ1つ分の値段なのですが、パフェ半分の値段に紅茶をプラスしたら、もっとお値段安くなるんですよね。ハーフサイズパフェに対して、フルサイズ(ポット提供)の紅茶なのかしら。ハーフサイズといいながら、2/3サイズのパフェなのかしら?だとしたら値段に納得いくけれど‥。不思議だったのでウェイトレスさんに聞いたところ、「ハーフサイズなので半分と考えていただければ」と至極もっともなお返事。え?じゃあ値段高くない?とつっこみたい気持ちに気付かれたのか、「‥フルサイズのパフェのほうがお得ですよ♪」と爽やかに去って行かれました。でも、フルサイズが得なのではなく、ハーフサイズが損なのでは。とても気になったのですが、ハーフサイズセットを注文する気力はわきませんでした(年に一度の仕事バタバタ期がやってきて去っていった。今はもう年末‥)。中途半端なレポートですみません。さあ来年もしまっていくぞー!

*1:そのときはそのときで栗最中の定点観察でもするので、べつに、いーのだ

*2:バクチかよ‥