菌類のふしぎ展 @国立科学博物館

科学的なキノコ祭りが開催されていると聞き上野へ。正式には菌類のおまつり(きのことカビと仲間たち)(→☆)。

「菌類」(きのこ・カビ・酵母)は、形もはたらきも驚くほど多様で、動物や植物に匹敵する大きなグループです。本展覧会では、500点あまりの標本や資料で、意外に身近だけどあまり知られていない「菌類」を総合的に紹介します。日本初公開の太古のきのこ、光るきのこ、様々な色、形、大きさのきのこが集合、マンガ「もやしもん」のキャラクターがナビゲートします。実物を観察し、きのこの匂いなども楽しめる体験コーナーなど、菌類をいろいろな角度から楽しめる展覧会です。

わたしの好きな粘菌もいるかなあと思ったら、菌という名前がついているけれど菌じゃない、まぎらわしいものとして紹介されていた(ショボン)。撮影OK*1だったのでこうふんしてシャッター押しまくったのだけど、写真になったら茶色一色でとても地味‥。嗚呼、写真には写らない美しさ。まあそうだ、リアルキノコ祭は地味な祭りということだ*2。展示は来年の1月12日まで続くので、以下たたみます。


キノコの標本がたっくさん!テンションがあがるのは胞子でも吸い込んでいるのか。色こそ茶色で変化がないものの、目が慣れると形や大きさ・生え方のちがいなどバリエーションにわくわく。しかしひとつひとつじっくり見ていたら日が暮れます。

今回見たかったのは「光るキノコ」!なにぶんいきものなのでコンディションによって発光状態が違うみたいなのだけど、この日は‘75% よく光ってます’。のぞき窓4つのうち、3つの窓からかなりまぶしい姿が拝めたので、そういう割合か?八丈島のこのキノコのことは、Kが友人から話を聞いてずっと見てみたい!と思いをあたためていたらしいので、これで念願叶ったのかと思いきゃ、「次は野性の状態で見たい!」そうです(遠い目)(そりゃあ見てみたいけれど、雨期の夜に森に行くなんておそろしすぎる)。


ナビゲートは漫画「もやしもん」のキャラクター(原画の展示もあり)。ほんとにあちこちにいるので、好きな人にはたまらないのでは(未読なため他人ごと)。天井にも。壁にも。テーブルにも。ほんとあちこちでかもし中。トイレのなかにまでいた。いたせりつくせり。でも個室のなかはよしとしても、洗面台の向こう、トイレのドアの取っ手のところ(ここを押してトイレを出るところ。もしここが汚れていたらさっき手を洗ったのも無駄になりますよというところ)で「かもすぞー」と待ち構えているのは、衛生上気分がわるい‥。
たくさんのキノコを見てたのしかった!けれど、知識が深まった気がしないのはわたしに問題があるだけか。
←画期的と思った押しキノコ(?)。

*1:一部展示ではNG

*2:グッズ売り場は華やかでした