チェコ人形アニメの巨匠たち(2008) @ユーロスペース


チェコ人形アニメ「作家」のドキュメンタリーかと思ったら、チェコ人形アニメ「作品」のドキュメンタリーというかダイジェスト版というか。作家たちの声や姿はあまり出てこず残念。いやまったく出てないわけじゃあないのだけど。カレル・ゼマンのはべつのフィルム(「カレル・ゼマンと子供たち」)から借りてきたものだよね‥?ちょっと肩透かし。期待しすぎたか。映画のさいごに「夏にバルタの新作来ます!」みたいな映像が付いてて、「壮大な予告編だったんか‥」とあっけにとられてしまった。
でもさんざん文句を言いながら、人形アニメのダイジェスト映像にうわうわうわーと息をのんだり*1、ポヤル爺の姿に「うわああ動いてる!」と低すぎる次元で感動したのはこのわたし。えらそうなことはまったく言えない。

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今日は同じビルの4Fでロマンポルノ見て、ごはん食べに外出して、3Fでチェコアニメドキュメンタリー見たのだけれど。あたりまえかもしれないけれど客層がぜんぜん違っておもしろかった。チェコアニメのお客さんはこじゃれてる。ヴェーラでロマンポルノ観てる人たちって、自分ふくめ性的エネルギーから遠いところにいるように見えて興味深い(まあ一見ではわからないのが性の道ですが)。

*1:何度観ても人形と思えない。生きてるよ!あれ生きてるよ!!