美学校:ゲスト 水森亜土

そろそろ今年度の授業もおしまい。カウントダウンのおたのしみ会。豪華な2月の授業のゲストは亜土さん*1。キャホー!
今日のおやつは鎌倉美鈴の上生菓子。ねりきりは亜土さんの好物なんだそう(意外)。お抹茶か、レモンティ(!)といただくのがお好きだとか(レモンティというミスマッチが逆に納得)。

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亜土さんといえば、オーバーオール(ご本人は、サロペットと呼んでらっしゃいましたが)。それをたたえてヌマ先生もオーバーオール。なんか、見たことのない生地で、どこで買ったんだろう?と思ったら、「男の店」こと作業服屋さんだとか。えー・ちっとも作業服っぽく見えない。ヌマ先生が着るとお洒落‥。ヌママジック?わたし、だまされてる??

おもてなし班の方を筆頭に、生徒さんのなかにもオーバーオール姿が多数いて、見ていて楽しかった。2009年のオーバーオールは、進化してるのね。すごい大人っぽいタイプとかあって驚いた(そして無理して年代物のマイ・オーバーオール(リアル)を着て行かなくてよかった‥としみじみ思った。命拾いした)。そしてそんな生徒さんに、「あら、あなたの素敵ね!どこで買ったの?」ときらきらした瞳で質問を投げかける亜土さんはとってもチャーミング。お洒落心と好奇心はなくしちゃいけないのね。

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亜土さんの乙女の定義は、「謎めいている」ことだとか。秘密を3つ以上持つこと。「女の子は、猫3匹おかぶりや」。うーんと猫かぶって、本質は誰にも見せないでいい。それと、「失恋をいっぱいすること」。ぐおー、乙女の道はイバラだなあ。
ロマンチックなお話のあとには、お絵かきライブ。「アレアレアラレちゃん」「(秘密のアッコちゃん)好き好きソング」「なぞなぞのブルース(?)」「南の島のハメハメハ大王」「アラレちゃんエンディングテーマ」の5曲を熱唱&イラストをたくさん描いてくださいました(このイラストは抽選?で生徒さんにプレゼント。感心したのは、亜土さんのこと好き!好き好き!って生徒さんの手元にちゃんと渡ってゆくこと。感動的でした*2)。サービス精神と愛!すごいです。うれしい。
おやつを食べたあとは質問コーナー。「いつも笑顔でいる秘訣」を聞かれて、「たとえば電車とか乗ると‥。みんな暗いよネ」と言われてどっきり。わたしも電車に乗るたびに、なんだってこんなムッツリラッシュなんだろう‥今からここにまじるのかーってさびしくなるときあるもの*3。「そんなときは、口角あげてネ、口笛をスタンバイして。電車のなかだって、とおりすがりの子供の顔見たり、笑える材料はいっぱいあるのヨ」。ちっちゃな話なんだけど、いい話。と思いました。

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亜土さんかわいいよコーナー。美容と健康のために、「寝る前に体操をしてるンだけど、ちっともウェストがくびれなくっていやんなっちゃう」。亜土さん、1939年生まれにして、わたしよりうんとうんと女の向上心に燃えてます(敗北している場合じゃないよ)。「女の人、20代はお化粧なんてしなくていいから。お化粧は45(歳)過ぎてからよ」。ヌマ先生に、「お歳‥。ルネさんと同じくらいでしたっけ?」と言われ、「なに言ってンの!全然ちがうヨッ!」と激しく否定(そんなに違うのか?と家に帰ってから調べたら、7歳、違うのですね。びみょう‥)。女心ですなあ。しかし、「女性であることを楽しまれているように見えますがなにかこころがけていることは」という質問には、「そんなに楽しんでないわよ」とやんわり否定(謙遜?)。ジャズライブではとても華やかにセクシーに装ってらっしゃるのですが、これは「ジャズはスペシャル」という信条によるのだとか。ナルホド‥。まあしかし、逆にこここそ、女心なのかしらん。(ちなみに一番力をいれてるのはレビューだそう。日本には美しいものを楽しむ気持ちが少ない!もしも亜土ちゃんランドを作るとしたら、レビュー王国にするんだとか)
なにはともあれ女の道を笑顔で歩いてらっしゃるお姿が素敵でした。わたしも背筋のばして!口角あげていこう。やっぱり笑顔。そのためには胸に猫三匹。

*1:素敵な「亜土」という芸名は、お母様がつけたのだそう。由来は「アジアの土へ還れ」。か‥かっこいいいい‥

*2:わたしはふつうに好き程度なので、大好き!な生徒さんさしおいて抽選に当たっちゃったらどうしよう、と思っていたのでほんと感心しました。亜土さんのイラスト(特に女の子)は、セクシーすぎて苦手でした‥(ああ幼少期からモテない系)。イヒヒと笑う猫の絵は好きだった

*3:あと、おもしろい!映画のはずなのに、観終わったお客さんがムスーとしてると「どうして?どうして?」と不思議に思う。わたしはおもしろかったときは極力!おもしろかったよー!という顔をするようこころがけているよ!←アホ