そして、私たちは愛に帰る(2007) @ギンレイホール

不思議な映画だった。崇高なド演歌。この感触は忘れがたい。


ドイツ・ハンブルクと、トルコ・イスタンブール。2000キロに渡ってすれ違う3組の親子が、人生の旅路をさすらいながら見いだす愛と希望の光。 (2007年カンヌ国際映画祭 最優秀脚本賞・全キリスト協会賞 受賞)
監督・脚本:ファティ・アキン/2007年/ドイツ・トルコ/カラー/122分
原題:The Edge Of Heaven (→HP

いつだって、わたしたちは、すれ違うばっかりで。いつだって、わたしたちは、間違ってばかりで。でも、いつだって、わたしたちは、許せる。なんというか可能性の映画。わたしの、あなたの。
(以下、映画とは関係ありません)
そして、わたしたちは、愛に帰るわけなんですけど*1。愛というか許し。ひとはもっと、寛容なんて立派な言葉じゃなくて、だらしなくでいいから。いろんなことを許すべきなんじゃないでしょうか。いろんなことを、だらしなく、あきらめて許して。愛なんてものをありがたがるんじゃなくて、しょうがねえなーってかんじで。そういうふうになれればいいのに。(なりたい)

*1:この邦題はありなのだろうか‥(わたしはナシ派)。映画好きの友達があつくすすめてくれなかったら見逃すところだった(ありがちょう!よかった!!)