あんにょん由美香(2009) @ポレポレ東中野


リピーター割引を使って、二度目の由美香さん。
一度めは、・初日に・なかなか会えない友達と・両手に花状態で・満員の客席で・トークショー付きで、とめったにないハイテンション状態で観て、ハイな感動を持ったのだけれど(→☆)。終了日まじかのポレポレ18:15の回は、人影もまばら(上映回数が増えたと知ったときには喜んだけど、18:15って、平日はあんま意味ないみたい)。
冷静に見るとちいさなアラのようなものが目についてううむ*1 *2。でもまあ最後にぐうっとこみあげる思いは変わらず。
好きな人に好きと伝えることの大切さ切実さ、そこから世界が開いていく奇跡と幸福。
ちっぽけな人生にこそおおきな愛と尊敬を。人間愛と映画愛。いい映画だ。やはりKにも観せるべきなのか‥(ポレポレでは25日まで上映。ポスト・モダン展直前なので今回は無理かな‥)。

*1:アラというか疑問。「松江くん、まだまだね」と言わしめた映像を出してこないのはなぜなんだろ。ここにひっかかり考え始めると、感動的なシーンの多くは、先人が感動的に撮った引用なので、感動して当たり前で、松江監督がプラスした部分は拍子ぬけなので、‥ううむ‥

*2:あと、韓国のAVを観て、ドラマ部分の不自然さを指摘するんだけど。たしかに不自然ではあるけれど、日本のAVだって同じことじゃないですか?自分はAVはポレポレの上映で観るくらいだからあまり本数見ていないけど、それでも、というか、それこそ松江監督がリスペクトしているとされる作品でも、ドラマ部分は謎の部分あったし。ドラマ部分のドラマはシュールをねらったのかな?この不自然さは、どんなことがあっても最後は優しく受け入れてほしいという、AV構成にゆだねた男性側の願いなのかしら‥と深読み?を強いられるものさえあった。だから、韓国のAVにだけそこを指摘するのはフェアじゃないのでは?と思えて仕方なかった。指摘の仕方も、「笑う」というより「嗤う」というような、見下すような雰囲気で不愉快だったし‥