船長の家

ここは、「ものすごい量の魚介料理」を安価で提供することで、一部に有名な宿。夏にここを訪れたKの父にこうふん気味にすすめられ、うわさをたしかめに。
‥うわさは本当だった。バカじゃなかろうか。キチガイ沙汰である。これはもはや拷問か。と思うほどの魚介責め。20品以上出たんじゃないかしら。蟹だけで4種類(蟹めしをいれたら5種類)。ほんとにどうかしている。常連さんらしき人たちは、蟹には手をつけず、持ち帰りにしてた(冷凍処理してくれるらしい)けど、持ち帰りしても保存できないわたしたちは、ひたすら食べた(実のところわたしは蟹に対しあまり情熱がないので、けっこう残した。それもまた豪気かな。Kは蟹ごはん以外は完食したとえばっていた)。蟹・牡蠣・帆立の三本柱に、イカイクラなど、これでもかこれでもか!と。とびきり美味しい!とは言えないけれど、どれもそこそこちゃんと美味しかった。魚介責めをこの値段で楽しめるのはめったにないすごいことだと。思います。胃が丈夫・かつ塩分を気にしないでいられるうちに行くことをおすすめ。(魚介類ってしょっぱいよね‥。食べ終わったとき、すごく塩にまみれたきもちになったよ‥)
(ちなみに朝食もすごい。スジコにいくらにタラコって。どれかひとつで充分なのに)(わたしはスジコとタラコを見送ったけど、Kはごはんをおかわりしてほぼ全種類食べていた。そして昼食をぬかす(というかおなかがへらない)ふたり)(まあでも、この先しばらく魚介はいらないや‥という気分になれて、よいと思えばよいものです。よ。お部屋のなかは、殺風景ながらもちゃんと清潔できもちよかった)