ほら男爵の冒険(1961)/ストレート・トゥ・ヘル(1987)

特集:配給ケイブルホーグ@シネマヴェーラ
やばい今日観た二本立て、おもしろすぎた。映画に対して求めるものが多くなりすぎてしまう。うれしい悲鳴。

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【ほら男爵の冒険(1961)】
ロマンチックな冒険ってどういうこと?答えはこの映画のなかに。

幻想の魔術師カレル・ゼマン ほら男爵の冒険 [DVD]

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あふれるロマンチシズム。ウットリしたぁ‥。薔薇と月の恋。空を飛ぶ船。全場面が美しすぎる夢幻すぎる。だいすきだコレ。今まで観たカレル・ゼマンの映画のなかでは「盗まれた飛行船」*1がマストだったけど、こっちのバカバカしさのほうが好きかも‥*2。DVD欲しいなあ、たかいなあ*3

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ストレート・トゥ・ヘル(1987)】
かっこいいってどういうこと?答えはこの映画のなかに!(てんこ盛り!)

ストレート・トゥ・ヘル [DVD]

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うおー、かっこよかった‥!まばたきがもったいないほどに、全編男気あふれまくり(バカバカしさ含む)。不満なのはお客さんの入りだけだわ。満員で立ち見がでるかと思っていたのに*4!あとエンディング、もっと音量あげてくれたらいいのに!うおー、かっこよかった‥(二度目)。
コートニー・ラヴが若い。かわゆい。深田恭子みたい。ミニーマウスのような赤い水玉のワンピース。今を思いくちびるのはしで笑うわたし。ジム・ジャームッシュも若い。けど今もたいして変わらない。目と眉毛のあたりが小島よしおみたい‥(俺よそんなによしおが好きか)。シェーンが若い!かわゆい!誰にも似てない小動物顔。無駄な豪華キャストは鼻白むけれど、イキイキしたお遊び映画には、イキイキした豪華無駄キャスト。年月を経てもかっこいいなあ。ああもう「かっこいい」を禁止しないと。何度でもそう書いてしまう。
どうでもいいけれど、これ、編集が何バージョンかあるのかな?以前観たとき(1991年ユーロスペースでの上映時)は、「渋そうにコーヒーをすするジョー・ストラマー」の姿が格好よくって印象的で。わたしそれまではコーヒーって、ミルク入れなきゃ飲めなかったんだけど、あ、コーヒーって、日本人にとっての緑茶と同ンじなんだ。苦さを渋さを楽しむものなんだ‥って気がついて。ブラックコーヒーのたのしさに目覚めた記念すべき一本だったんだけど。そのシーンを楽しみに待っていたのだけれど見当たらなかった。ジャームッシュのシーンの記憶違いかな?でももっとしっかり、コーヒーをすすっていたんだよなあ(記憶のなかでは)。まあ記憶がどうであれ、コーヒー映画*5であることに違いはないです。コーヒー中毒ばんざい。

*1:あ!ロマンポルノ以外に「ぬ」があった!「ぬ」見てた!小躍りするわたし

*2:あわない人はまるっきりダメそう。映画が終わってもなお爆睡し続ける人を見た‥

*3:あ!7月にすこし安くなって作品が増えたパーフェクトボックスがでる(→☆)!うれしい!‥でも、こうしょっちゅう、「ちょっと安くなって」「収録作品が増えた」ボックスがでると‥。購入はもう少し待ったほうがいいのでは?って気になっちゃうなー‥

*4:この映画がストライクな世代の男の人は、働き盛りで名画座どころではないのでしょう、きっと‥

*5:なにそれ