カレル・ゼマンと子供たち(1981)&ホンジークとマジェンカ(1980)/復讐は俺に任せろ(1953)

特集:配給ケイブルホーグ @シネマヴェーラ

当初予定していた「悪魔の発明」は、フィルムが劣化のため(?)上映出来ないとかで。がっかり。「悪魔の発明」観たかった。巨大タコ、観たかった。急遽差し替えされたのは、「カレル・ゼマンと子供たち」(17分)と「ホンジークとマジェンカ」(66分)。

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カレル・ゼマン〜」は初見。撮影風景ドキュメンタリー。吹いた!トリックが原始的で。なにこれ!不可能を可能にする想像力。・・・ほんとうに、想像力が、すべてなんだな。驚異的。これは観たほうがいいと思う。すばらしかった。
「ホンジーク〜」はずいぶん前に観たので安心したのか(?)。フと睡魔につれていかれ、眼が覚めたらホンジークが悪魔になっていたのでオドロイタ。そうそう、悪魔になるんだよねー。悪魔になったホンジーク、顔こわいんだよねー‥。ほかにも、色々、こわいんだけどねー。切り絵アニメなのだけど、ところどころ実写がまじっているのがおもしろい。ヒロインマジェンカの美の造型が、パーフェクトすぎてもはや仏像。

すっごくかっこよかった。構図が白黒の色調が、完璧なんじゃないだろうか。しかしなんつう。草も生えないホードボイルド(物語)。よく考えたらムゴすぎる。かっこいいからいいけどさ。