スタンド・バイ・ミー(1986)・打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1993) @早稲田松竹 〜ああ、夏休み〜

夏、線路を、友達と歩く。そんな大冒険。まぶしくていいな。シンプルでいいな。日に焼けて少しあせたような色合いがノスタルジックを加速させ、草いきれにむせそう。食後の煙草。少年の日の理想郷。いい映画だなーとシンプルに思った。
(実はまったくの初見(TVでも見たことない)。早稲田松竹さんどうもありがとう!)

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]

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(十数年ぶりに見た。奥菜恵がまぶしく感慨深い*1
ぼやけるような、にじむような。思い出の夏は水のなかから見たみたい。モチーフの花火といい、せつなさ二重構造というか‥よく出来てるなあ。あの長い夏休み。とおい夏休み。(この映画自体がもうかなり昔の作品になってしまった今‥ やっぱり二重構造‥)

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少年の夏休みばかりがもてはやされるのが悔しくて、少女の夏休み映画を思い出したかったのだけれど。「悲しみよこんにちは」は悲劇的過ぎるし。「小さな悪の華」はキラキラ夏休みシーンがあるものの、『夏休み映画』ではないし。「僕のスィング」も「シビラの悪戯」も、主人公は少年だしなあ。「月とキャベツ」の主人公は青年だし、「獅子座」「ぼくの伯父さんの休暇」は、主人公おじさんだし。夏休みというよりバカンス映画だし、なあ・・・ロメールも夏休みというよりバカンス‥(フランスでは夏休みイコールバカンスなのか‥。いいお国柄だなあ)。うーむ。思いつかなくて悔しい。‥夏休みの宿題にしよう。

*1:この頃の「成長期!」の未知数さが魅力ピークだったのかなあ、いやいやそんなことないだろう、これからもまたきっと驚かせてくれるよ、頼むよ。にしても眉毛‥朴訥だなあ三つ編みおさげもやけに太いなあ‥。今の美はお手入れの美なのねえ(あたりまえか‥)など煩悩がスパーク。あーなんかこの頃の奥菜恵に全力で謝りたい。特に意味はないけど。謝りたい