こわがりとわたし

ちょっと前の話。乙美の授業のあと、乙友数人と喫茶店でおしゃべりしたとき。見るからに「こわがり」の乙友が恐怖漫画にくわしくってびっくりした。小〜中学生の頃、恐怖漫画をけっこう読んだらしい。意外。わたしは読めなかった(こわくて)。楳図かずおを読めるようになったのは社会人になってからだよ*1日野日出志はいまだに未読*2。人に歴史あり。すごいね!こわくなかったの?
(かぎかっこの中、若干たかい声で、小鳥のさえずりのように読んでください) こわかったですよ〜。でも、お父さんが、もらってきちゃうんです。家にあると、気になって読むじゃないですか。気になって、一気に。すごいこわいんですけど。読み終わると、その本を持っていることがこわくなるんですよね」。わかるわかる。こわい本を所有するのってイヤだよね。でも、じゃあ、捨てちゃえばいいじゃん。「捨てるのも呪われそうでこわいです」。えー・でも、本棚に並べるの?「とんでもない!こわいです。だから、わたし、読み終わった怖い本は、庭に埋めてたんです」。‥庭に?‥‥。怒られない?「見付かったら怒られると思います。だから、家族が寝てから‥うちの家族って当時、けっこう早寝だったんで、10時には寝てしまったんですよね。10時って、当時のわたしには真夜中だったんですけど。10時ころ、こっそり、庭に出て、埋めるんです」。‥‥。夜中に、家族が寝てから、庭に出て、土を掘るほうがこわくない?(どう考えてもこわい)(でもこの常軌を逸したかんじが、とっても思春期・・・)
この乙友は秘密の引出しを、無限に持ってそう。

*1:絵が、いきなりこわかった。「まことちゃん」が一番こわかった‥

*2:どうせ絵がこわいだけのはったり漫画でしょ、と思っていたが(こわがりのくせにえばりんぼう)、とんでもない!すごい泣けるんです!ふつうに号泣します!と言われた。すみません‥