愛の嵐(1973)/ルー・サロメ 善悪の彼岸(1977)@新文芸坐

〜世界名作シリーズ(1) ヨーロッパ映画の巨匠たち リリアーナ・カヴァーニ特集〜

こういう映画を作ろうという勇ましさに震えた。リリアーナ・カヴァーニ(女性‥)、当時37歳。ここまで不道徳なものを、ここまで美しく撮っちゃって、‥二度いいんだろうか。シャーロット・ランプリング(少女からどうぶつまで。すごい女優魂‥!)、この物語に対して、この美しさは罪。‥いやどす暗い物語だから、魅力が輝くのか‥。
ルー・サロメ -善悪の彼岸 ノーカット版- [DVD]

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このテーマにも震える。こういう‥探求者に惹かれる(感応する?)人なんだろうなあ。そういうことはなんとなく想像できるのだけれど、そのバイタリティにはついていけず‥。「切腹deプロポーズ」とか「全裸deバレエ」とか困った感想しかでてこない‥。この映画を消化できる機能が自分にはついていないのだと思う。無念。

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新文芸坐、混んでた。初回の「愛の嵐」で空席がちらほら程度になって、2回目の「ルー・サロメ」では立ち見もでていた。2時間以上立ち見‥。想像しただけで貧血おこしそう。自分メモ。2本観て帰る人が多いので、途中から観るときは3本めからがいいみたい。