ホットファズ〜俺たちスーパーポリスメン!〜(2007)/俺たちフィギュアスケーター(2007) @早稲田松竹

おもしろかったのだけど、思考の袋小路にはいりこみ、期待していた痛快さを感じられず。自分の気の弱さにしょんぼり。根の暗さを露呈しているのとネタバレなので白文字にします。
(注)ほんとにネタバレです。
殺人事件の描写があまりにグロテスクなので涙目になった。ゾンビ映画の監督だから?むごすぎる‥(嘔吐)。へこんでいたので、犯人は複数犯でしたというタネアカシにおおいに納得。集団化すると罪悪感は薄れるものね。犯行動機に、さらに納得。大義名分の元では残酷も許されるものね。よく出来てるなあ。感心してみたものの、クライマックスの銃撃戦。犯人集団がバシバシ殺られるたびに、「この人は悪い人だから殺されてもしかたないんだ」と自分に言い聞かせている自分を発見。ぎゃぼー!わたしも悪い人は殺されてもしかたないという‥大義名分に毒されてる!そう思ったら痛快なはずの銃撃戦にいまいち乗り切れず‥(キャッキャキャッキャ手を叩いて笑っていたけど本気じゃなかったんです)。しなくていい消耗。もっとシンプルに笑いたかった‥。もしかして元ネタ映画の数々を観ていないから乗り切れなかったのかなあ。

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そんなわけで、「ホットファズ」だけ観て写真展にでかけようとしていた予定を変更*1。きもちよくなって帰りたかったんだもん。

初見時は「銀のロマンチック…わはは」と比較したのだけれど、この映画、岡田あーみんじゃない?ウン、岡田あーみんだ。変態と呼びたければ変態と呼ぶがいい。バイオレンスより変態のほうがずっと好きです笑えます。映画を観終わってさっそくDVD特典映像の「あのストーカーが告白!〜ヘクターからジミーへ愛をこめて」が観たくなったのでレンタルショップへ走ろうかと思ったのだけど‥。2千円しないんだから買っちゃおうかなあ‥。ソレハチョット‥(変態映画だから抵抗が)(そういえば「お父さんは心配症」を買うときも自分のなかで葛藤があったなあ)(キャーまずい。アマゾンのレビュー見てたら買っちゃえ自分て気になってきた。これ以上悩むと買ってしまいそうなのでこれ以上考えないことにします。終了)。

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余談ですが早稲田松竹、トイレのオブジェが先週と違ってた。週代わり?

*1:寒さで外出意欲がただでさえそがれがち。悩んでいた冬の一人旅はとうの昔に却下しました