喜劇 女売り出します(1972)/女生きてます 盛り場渡り鳥(1972)@シネマヴェーラ渋谷
〜森崎東の現在〜
新宿芸能というストリップ斡旋所を舞台とする人情コメディ「喜劇・女シリーズ」。シリーズ4作あるうち、竜子(金沢:森繁の奥さん役)役は、2作を中村メイコ(女は男のふるさとヨ・盛り場渡り鳥)、1作を左幸子(女生きてます)、1作を市原悦子(女売り出します)が担当。んんん誰の竜子がベストなんだろう気になる‥。今日は3作目と4作目を鑑賞。
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- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 1992/09/21
- メディア: VHS
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(なぜか「盛り場渡り鳥」はアマゾンで該当セズ。しょぼん)
さらに過剰につめこんできた最終作。母子の確執、擬似家族(コミューン?)、男の思いに女の思い。コレデモカコレデモカと特大に盛り付けられ‥。たっくさん詰め込んだので、観た者が各々のバイタリティで消化しておくよーに‥みたいな按配。が、がんばって飲み込むよ。山崎努のギャグのような爆発演技が素晴らしく圧巻。
この映画の私的困った点2つ。1)色情狂のお母ちゃん(春川ますみ)、顔が真っ白になるまで白粉をはたき、襦袢がはだけて脚があらわになるような困ったおばちゃんなのに、着ている着物がどれもわたし好み(季節が夏なのもナァ←着物は夏の透け感が好き)。粋さと下町っぽさがほどよくミックスされていて、どれも素敵だよ、ちくしょう。 2)浪人でストーカーちっくな青年役のなべおさみ。どうしょうもない役なのに、なかなかどうしてチャーミング‥(に見える)。そういえばわたし、昔、なべやかん好きだったなあ‥(後半なんか、自分の嗜好に関しての悩み相談じみてきた)。
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こうなることは予想していたけれど。ヴェーラの森崎特集、もっとしっかり通えばよかった*1。