魅惑のカンバン・ハリガミ展 @江戸東京たてもの園

きて!みて!きいて!カンバン・ハリガミの世界へようこそ →☆
私たちの暮らしを取り巻く華やかで美しく、時にユーモラスな看板や貼り紙たち。本展覧会では、豊富な資料とともに、その歴史と実態に迫ります。江戸時代から昭和40年代までの看板や幟(のぼり)にみる多様なデザインと力強いメッセージ。路上観察学会の諸氏が集めた不思議で、奇妙で、素敵な看板・貼り紙の数々。これらが所狭しと並び、皆様を魅惑のカンバン・ハリガミワールドへと誘います。
路上観察学会とは・・・1986年、赤瀬川原平(画家・作家)、藤森照信(建築家・建築史家)、南伸坊イラストレーター・エッセイスト)、松田哲夫(編集者)、林丈二(エッセイスト・明治文化研究家)らを中心に結成される。カメラを片手に町なかを歩きまわり、路上から観察できる「ズレたもの」、「おかしなもの」、「ふしぎなもの」を探索する人々が集う。≫

たてもの園の展示ということで、屋外の建築物に看板がかけられてるのかな、と思ったら違った(大事なコレクションを長期間雨風にはさらせないよね。そりゃそうか)。屋内の特別展示室にところ狭しと飾られたカンバンたち。密度の濃い!空間だった。ゆるい貼り紙もこんなにみっしり展示されると濃ゆいなあ。濃ゆいけどゆるゆる。にまにま。
ホーローコレクション*1が見応えあった。オロナミンCのホーローカンバンひとつにしても、商品がモデルチェンジするたびにカンバンも少しずつ変わっていくのとか、ちいさな歴史の移り変わり。興味の尽きない展示だった。
(撮影禁止だったので写真はなし)(撮影禁止だけれど、無料でいただけるパンフレットの小冊子がかなり豪華。次回の「中央線開通120周年記念 甲武鉄道と多摩」の特別展も期待していいかしら)
たてもの園、この日は家族ふれあいデー(毎月第3土曜日・日曜日。18歳以下の子供連れに適応)で、都民割引があり半額の200円で入場出来た。ありがたいこっちゃ。たてもの園は市民ボランティアのみなさん熱心だし、いい施設だなあと来るたび感心する。おみやげコーナーも充実してるし。

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たてもの園ではあんま写真撮らなかった。というか気が付いた。大きなものって、うまく写真に撮れる気がしないのと、大きすぎてうまく持って帰れる気がしないんだ。(そんなわけで細部写真)



(前田國男邸の縫いぐるみ。プードル?の目つきがやばい(好み)。コアラとの対比がヘン)

(鬼太郎の家は、前回ただの掘っ立て小屋(用具入れかなにか)だと思って見過ごしてしまったので戒めとして撮りました。だって鬼太郎の家っていったら樹の上のアレじゃない?って思ったのだけど、なるほどこれは「墓場の鬼太郎」ハウスなのね‥)*2

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この日はたてもの園の近所に住む、わたしの妹と姪と、わたしとKでたてもの園を見た。姪のFちゃん(3歳。ちびっこ)は、何故だかKが大好き(わたしのことも好いてくれるが、めったに会わないから稀少価値を感じているのか?Kのほうを熱烈に好き)。この日、わたしたちと別れたあと、Fちゃんがわたしの役を、妹がKの役をするエアードライブごっこをしたらしい。エアードライブ‥。楽しいのか?大好きなKでなく、Kの妻役を志願というところがなんだか興味深いぞ。ちなみにただ車に乗っているだけの遊びらしいぞエアードライブ。楽しいのか‥?台詞は、「まことちゃんの歌かけてー」らしいぞエアードライブ‥。子供向けのCDなんてないから、気にせず楳図かずおのCDをかけていたのが‥こんなかたちではずかしめをうけるとは。油断ならないなァ*3

*1:普段どんなふうに保管してるンだろ‥。気になる。どんなものにもコレクターっているのねええ‥

*2:そんなマニアなこと言われても

*3:ライブの予習に聴いていた。「まことちゃん」という言葉、今すぐ忘れてほしいのだが